スマートフォンなどから出る青色光「ブルーライト」は目に悪影響を与えるのか――。海外の科学誌の論文をきっかけに論争が起きている。国内ではブルーライトを遮る眼鏡も普及しているが、青い光は身体にどう影響するのだろうか。 きっかけは目の細胞に悪影響を与えるとする論文が7月、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載されたことだ。米ウェブメディアが「画面があなたの眼球の細胞を殺している」などと報じた。 これに米眼科学会が強く反応した。翌月、「スマホのブルーライトでは失明しない」とのタイトルの見解を学会サイトに掲載。論文で示された実験の条件が、日常生活では起こりにくいと指摘し、この研究の結果がスマホをやめる理由にはならない、とした。この米眼科学会の見解などが日本で報道されると、国内でも「ブルーライトは危険か、安全か」といった反響が広がった。 こうした事態を受けて、眼科医らでつくるブルーライト研究会(
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