次第に夜が明け始め、用意されたバスに乗り込む作業員たち=17日午前5時40分、福島県広野町(写真の一部を加工しています) サッカーのピッチは作業員らの車で埋め尽くされていた=17日午前8時10分、福島県広野町と楢葉町にまたがるJヴィレッジ 福島第1原発から南へ20キロちょっと、国内最大級のサッカー施設だった「Jヴィレッジ」にも遠くない。福島県広野町の国道6号沿いにあるその食堂のお客さんは大きく様変わりした。 午前4時すぎ、気温10度を切る暗闇に、ぽっかりと、その食堂の明かりが浮かんでいた。 <食事は黙々と> 利用するのは専ら、第1原発の構内で働く作業員だ。元請けは、汚染水タンクの基礎工事を受注した大手ゼネコン。食堂の目の前や周辺に窮屈に立ち並ぶアパートに約160人が住む。 一人、また一人と食堂に入っていく。食事はバイキング形式。ソーセージや焼きザケ、サラダなどを黙々と口に運ぶ。食器を
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