車両の内装、外装に木材を使い、乗降ドアからは「煙」が出る――。JR九州では前代未聞の列車を造り、観光の目玉となっている。常識を覆す、数々の取り組みを支えたのが、試行錯誤を経て生み出した車両製造技術だ。 鉄道業界の「異端児」――。 九州旅客鉄道(JR九州)は長らく、こう呼ばれてきた。 その理由は、同社が運行する数々の観光列車にある。ガラス張りの展望室を備える「SL人吉」(鹿児島本線・肥薩線の熊本駅~人吉駅)や、木のボールプールで遊べる「あそぼーい!」(豊肥本線の熊本駅~宮地駅)...。 九州各地を走る観光列車は現在、計9種類。これらのデザインは、ホテルや商業施設、駅舎、列車など幅広く手がけるドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治代表が担当している。「最新鋭の技術と最高に贅沢な空間を組み合わせれば、どこにもないオンリーワンの観光列車を造ることができる」と水戸岡氏は説明する。 一見するとデザインばかり
米国でセレブ御用達の高級チョコレート専門店といえば、ニューヨーク・ソーホーに構えるマリベルが有名だ。2000年のオープン以来、色鮮やかな絵柄がプリントされたガナッシュやホットチョコレートが人気を呼び、一躍有名店に。常連客はヒラリー・クリントン、メグ・ライアンなど。生前のスティーブ・ジョブズも通っていたという。そのマリベルが2012年4月24日、日本にショップをオープンした。しかも、その場所はデパ地下でも東京でもなく、京都だ。 マリベルのチョコレートは最高級のカカオを使い、砂糖に頼らずその素材の味を生かした製法が特徴だ。味だけではない。創業者の女性で、現在もニューヨーク本店の店主であるマリベル・リバーマン氏の熱い思いが、商品や接客に表れている。例えば、代表商品である3cm四方のチョコレート「SIGNATURE ART GANACHE」は、表面にマリベル氏の夫がデザインした絵が描かれ、さらにマ
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関連トピックス原子力発電所東京電力発電で利用する源泉。蒸気が絶え間なく噴き上がっていた=3日午後、福島市土湯温泉町、野瀬輝彦撮影周辺の地図 東日本大震災の後、客足が落ちたままの福島市の温泉街が、源泉の熱を使った地熱発電に乗りだす。売電の利益で自然エネルギーの体験教室を展開する計画だ。2014年までの発電開始をめざし、10月に観光業者らが会社を設立する。 福島市郊外の土湯温泉。大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で客が減り、16軒あった旅館のうち6軒が休廃業に追い込まれた。10年度に約40万人だった利用客は11年度は約20万人に半減。今年度も好転していない。 旅館などでつくる温泉協同組合が事態打開に向け昨秋からあたためてきたのが地熱発電計画だ。今年7月に自然エネルギーの固定価格買い取り制度が始まったことも追い風に、同組合やNPO法人が出資し会社をつくることが決まった。 続きを読むこの
印刷 照明で照らされた工場が人気を集める三重県四日市市の夜景=同市提供 夜間照明で輝くコンビナート地帯の夜景観賞が「工場萌(も)え」と呼ばれ、船から眺めるクルーズなどが全国的なブームだ。その中で、美しい「工場夜景」をPRして観光客を呼び込もうと、三重県四日市市で10日、全国の工業地帯にある6市が集まって「工場夜景サミット」が開かれた。 サミットは今年2月、川崎市で初開催、今回は2回目だ。四日市市の田中俊行市長は「四日市は公害のイメージが色濃いが、それを打ち破る事業。新しい観光に取り組む6市がともに発展し、地域活性化を図りたい」と話した。参加者が船から夜景を観賞するクルーズもあった。 この日は川崎市と北海道室蘭市、北九州市から観光関係者が参加。オブザーバー参加の2市も含め、6市が連携して夜景観賞事業に取り組むことを確認した。(嶋田圭一郎) 関連リンク〈MY TOWN福岡・北九州〉「工場
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