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ブックマーク / ktdisk.hatenablog.com (93)

  • この夏休みに読み返したい3冊 - Thoughts and Notes from CA

    まだ予定が確定していないのだが、今年も夏休みは1週間とろうと考えている。毎年海外旅行に行くのだが、今年は諸般の事情から旅行に行けないので、家で久しぶりにのんびりする予定。買いためているももちろん読もうと思っているが、3冊ほど読み直してみたいと思っているがある。 『フューチャー・オブ・ワーク』 私の書庫の読書メモ フューチャー・オブ・ワーク (Harvard business school press) 作者: トマス・W.マローン,高橋則明出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン発売日: 2004/09/28メディア: 単行購入: 3人 クリック: 48回この商品を含むブログ (46件) を見る情報伝達コストをキーワードに、人間の歴史における集中化と分散化を振り返りつつ、インターネットというインフラを前に人間はどう変わっていくのかを読み解く良書。WEB 2.0というキーワードが

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  • 30歳からのビジネス英語 英会話学校に通うなんてやめなさい - Casual Thoughts

    30歳になったのを転機に、仕事で使える英語力を身につけることを目標として英語の勉強を始めもう3年が経つ。日語では口が達者なくせに、外人も交えた英語の議論になると一言もはっさないどころか微動だにしないと揶揄された私も、最近では外人数人と直接会って英語で議論をしたり、外人と普通に電話会議をしたり、ほぼ日語と同じ感覚で英語メールをうてるレベルにようやく到達してきた。それ程ほめれたモノではないがTOEICの点数も3年間で650点が880点くらいにはあがり、まぁTOEIC対策を一切していない割にはいいかな、という程度にはなった(頑張って早くTOEICでは測定不能な領域には達したいと思うが・・・)。 一方で同年代の友人で私と同じように英語力の強化に必要性を感じ、英会話学校に通っている人間が最近すごく増えている。が、ぶっちゃけ、英会話学校に通うことによってビジネス英語*1が身についたという話は殆ど聞

    30歳からのビジネス英語 英会話学校に通うなんてやめなさい - Casual Thoughts
    yukio2005
    yukio2005 2008/07/11
    英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法
  • 情報大洪水時代を生き抜くために大事な2つのこと - Thoughts and Notes from CA

    過去2回のエントリーでNich Carrの“Is Google Making Us Stupid?”を取り上げたが、私なりの考えも混ぜながら要点をまとめ直すと下記のような感じになる。 モノを読み、考えるという行為・能力は後天的に形作られるものであり、神経学・生物学的レベルで脳の有り様に影響を及ぼす 発明以来、紙や活版印刷のような技術は、人間の読み、考えるという行為・能力に影響を及ぼし続けてきてきたが、インターネットという新しい技術も同等、もしくはそれ以上の変化を我々の行為・能力に与える 具体的には、インターネットのもたらす情報の大洪水、そしてメディアや技術による情報洪水の区画整理というものは、特定の情報を深く読み込み、それに対して深く思索をめぐらすという我々の能力を退化させる 情報の大洪水、メディア・技術に対して受動的であると、サマリーされた情報だけを拾い読みするだけになり、アンテナは広い

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  • “Is Google Making Us Stupid?”考 その1 - Thoughts and Notes from CA

    Nich Carrの“Is Google Making Us Stupid?”という雑誌への寄稿を読んだ。「Googleは我々人間を愚かにするのか?」とかなりあおったタイトルだが、中身を読んでみると実はGoogleはあまり関係ない。「インターネットの普及に伴う情報の大洪水とそれを効率的に処理する技術は、読む、書く、考えるという人間の知的活動に対して、生物学的なレベルで大きな影響を及ぼすのではないか?」というのが骨子。 ポイントとなる箇所をいくつか紹介し、コメントをつけてみたい。 And we still await the long-term neurological and psychological experiments that will provide a definitive picture of how Internet use affects cognition. 我々は、

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  • RSSリーダーとジェットスキー - Thoughts and Notes from CA

    RSSリーダーで大量の情報を拾い読みするということが習慣づいてしばらく経つ。 タイトルで瞬時に読む、読まないを判断し、読むと決めたものもざっと読み、文書に引き込まれるものがなければ、途中であってもそのエントリーは終わりにし、次のエントリーへ。大量の情報にのみ込まれないように、技術を駆使しながら情報を取捨選択することが重要なリテラシーとして注目を浴びており、日々のRSSリーダーを使った情報収集もそんなリテラシーアップの一環かと考えている。 一方で、RSSリーダーで未読エントリーをやっつけている際に、「読み応え」のあるエントリーを敬遠しがちな自分に気づく。私は1つのエントリーに1分以上かけることは日語の場合は殆どないし、5分以上読み込むということは皆無に近い。重要なことが書いてそうだが、きちんと読みこなすには少なくとも2分、3分かかるエントリーにあたると、正直スキップするか、きちんと読むか迷

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  • 『文章のみがき方』 伝えたいという書き手の心の静かな炎 - Thoughts and Notes from CA

    『文章のみがき方』を読んだので書評を。 文章のみがき方 (岩波新書) 作者: 辰濃和男出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/10/19メディア: 新書購入: 6人 クリック: 77回この商品を含むブログ (68件) を見る 「天声人語」を13年間担当した朝日新聞の元論説委員辰濃和男による文章論。 ある日ふと、いままで書き写した言葉のうち「文章論」に関するものだけでも整理しておこうという気持ちになり、散らばっていたものを集めはじめました。さまざまな人の言葉を体系づけて、私の感想を書きそえてみようと思い立ったのは、もう五、六年前です。 このは、さまざまな方々の「文章論」や「作品」を読み、私がそこから学んだことを記したものです。 『文章のみがき方』 〜まえがき P.鄯〜 「文章を書く」プロが、「文章を書く」達人の、「文章を書く」ことに対する金言を集め、それを5〜6年をかけ、整理し、評

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  • 梅田望夫というロールモデルの「手の届く感」 - Thoughts and Notes from CA

    私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書) 作者: 齋藤孝梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/05/08メディア: 新書購入: 79人 クリック: 1,862回この商品を含むブログ (314件) を見る遅ればせながら『私塾のすすめ』を読んだので書評を。 書に限らず、私は梅田さんの著書を全て読み、「自分より若い人に会う時間を作る」というポリシーに便乗し、キャリアの相談をさせて頂いたりもしている。著書やそこに記載される姿勢から学ぶことは多く、ロールモデルとして消費する点が沢山あるので、ひっそり師と仰ぎ、傾倒している*1。何故、自分が傾倒するのか考えるに、梅田望夫というロールモデルへの「手の届く感」が実はその理由なのではないかと、前々から感じていた。「手の届く感」というと、能力が似通ってるかのようなニュアンスがあり、僭越なので今まで公言しなかったのだが、書を読

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  • 次の10年の変化を推進する3つのPlayer - Thoughts and Notes from CA

    "The Emerging Main Street Web - ReadWriteWeb"を読んだ。期待して長文を読んだ割には、目から鱗がぼろぼろ落ちたという感動はなかったが折角読んだのでせめてエントリーを1つ。 まず、要旨をまとめると下記の通り。 1955年からのおよそ50年の間に、フォーチュン500の企業の生み出すアメリカのGDPの比率は3分の1から3分の2に増加したが、Main Street Webの流れによりこの数字は再び3分の1に戻ると予想される その理由としては、インターネットの発展に伴い、大組織を作り規模の経済性を働かせなくとも低コストで企業を運営することが可能になった点、そして低価格で提供される小規模企業の多様で特徴溢れる製品・サービスに消費者が移っていく点があげられる そういった時代の流れの中で、Indivisual Retailers、Global Micro Bran

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  • 『会社は頭から腐る』 再生の修羅場から紡ぎだされた冨山和彦の経営観 - Thoughts and Notes from CA

    会社は頭から腐る―あなたの会社のよりよい未来のために「再生の修羅場からの提言」 作者: 冨山和彦出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/07/13メディア: 単行購入: 15人 クリック: 126回この商品を含むブログ (85件) を見る『会社は頭から腐る』からを読んだ。著書は4年間で41件の企業再生を手がけ、総額で300億円近い利益をあげた産業再生機構のCOO冨山和彦さん。COOとしてその執行に全責任を負ったその冨山さんの経営観が、「変革もどき」、「机上のおままごと」、「少年少女アナリスト」、「ガチンコ」などの独特の言い回しを交えながら、これでもか、これでもかとばかりに書かれており、非常に読み応えがある1冊。「再生の修羅場で見た日企業の課題」という副題通り、自らが経営する会社の再生も含め、修羅場の中から紡ぎだされた経営観が提示され、いくつかの経営戦略からつまみいをし

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  • Yahoo!買収断念考 Ballmerの選んだ「土俵」のはなし - Thoughts and Notes from CA

    MicrosoftYahoo!の買収を断念した。3ヶ月でその実現可能性を見極め、迅速に意志決定を下したBallmerのその経営者としての「基礎体力」の高さにまず驚いた。買収に向けての用意周到さ、株主と世論に対し定量的に企業価値をコミットメントするその姿勢、「当に実現するか?」と思うところまでもっていきながらも、それに引きずられず、引き際をきちんと見極め、撤退を表明するその決定力と迅速性、どれをとっても超一流。一人のビジネス・パーソンとして、その能力には素直に舌をまく。競争の熾烈なIT業界において嫌われながらもトップに君臨してきたのは伊達ではない。 一方で、「基礎体力」は超一流であるが、徹頭徹尾株主価値にフォーカスするその姿勢をみるに「応用力」には正直若干の疑問を覚える。 「今もわたしはMicrosoftの提案が、Yahooの株価を正当に評価する唯一の選択肢だったと信じている。Yahoo

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  • 「オープンソース現象」の定量データ - Thoughts and Notes from CA

    ウィキノミクス 作者: ドン・タプスコット/アンソニー・D・ウィリアムズ,井口耕二出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2007/06/07メディア: 単行購入: 10人 クリック: 301回この商品を含むブログ (150件) を見るコラボレーションがもたらすものとは、ピアプロダクションにより、いままでありえなかったほど効果的かつ効率的に人間のスキルと才能、知性を結集できるようになるということだ。いくらなんでもそこまではと思うだろう。しかし、膨大な参加者の水平ネットワークという集団がもつ知識や能力、資源を活用すれば、一企業では不可能なことも可能になる。 『ウィキノミクス』 〜第1章 ウィキノミクス〜 上記引用したピアプロダクションの典型的な成功例として、最も多く引き合いにだされるのは、LINUXの開発だろう。そのLINUXの開発に参加をしているエンジニアの方々は、その新しい力を肌感覚と

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  • ウェブにおける「文化」と「文明」 - Thoughts and Notes from CA

    今、司馬遼太郎の『アメリカ素描』を読んでいるのだが、「文化とはなんぞや、文明とはなんぞや」という問いかけがなされており、あまりそういうことを真剣に考えたことのない私には大変興味深い。書の冒頭で、司馬遼太郎は「文化」と「文明」を下記のように定義する。 アメリカ素描 (新潮文庫) 作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1989/04/25メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 169回この商品を含むブログ (55件) を見るここで、定義を設けておきたい。文明は「たれもが参加できる普遍的なもの・合理的なもの・機能的なもの」をさすのに対し、文化はむしろ不合理なものであり、特定の集団(たとえば民族)においてのみ通用する特殊なもので、他に及ぼしがたい。つまりは普遍的ではない。 例えば青信号で人や車は進み、赤で停止する。このとりきめは世界に及ぼしうるし、げんに及んでもいる。普遍的とい

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  • 日本的経営がうまくいった訳 - Thoughts and Notes from CA

    的経営三種の神器といわれた「終身雇用・年功序列・企業別労働組合」って、今となっては悪い方のイメージを持たれることが多いワードたちなんだけれど、成長市場で活動する成長企業においてこの3つともを併用するとたいへん理にかなった組織運用が可能になる 「成長市場で活動する成長企業」を「インターネット業界で活動するウェブサービス会社」ということも想定しているのであれば今ひとつぴんとこない。 一国の経済全体が長期に上昇基調にある場合は、日的経営三種の神器は確かに機能したが、それは会社に献身的に尽くすことにより成長が相当程度約束される時代だったからだ。浮かんでは消え、浮かばしては消していくという壮大な試行錯誤の過程で新しい産業を生み出していこうというインターネット業界において、三種の神器がうまく機能するとはとても思えない。 これにより、サイボウズでは、仕事優先の社員は「成果重視型制度」、家庭やプライ

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  • 測定できないものは管理できない - Thoughts and Notes from CA

    「測定できないものは管理できない("You can't manage what you can't measure.")」というドラッガーの有名な言葉があるが、それは経営管理の世界に限ったことではなく、我われの個々の時間管理の世界においてもあてはまること。 無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法 作者: 勝間和代出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2007/10/12メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 20人 クリック: 312回この商品を含むブログ (795件) を見る年収十倍アップシリーズで有名な勝間さんは『無理なく続けられる年収10倍アップの時間投資法』の中で、自分の時間を「消費の時間(緊急かつ重要)」、「浪費の時間(緊急だが重要でない)」、「投資の時間(緊急でないが重要)」、「空費の時間(緊急でも重要でもない)」の4つに分解し、浪費と空費の時間

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  • 宮大工に学ぶウェブ時代の学びの姿勢 - Thoughts and Notes from CA

    最近仕事が非常に忙しく、帰りの電車の中で英語などを勉強しようとしても疲れからか中々みが入らないので、勝間などの読みやすい仕事術系のを読むことが多い。しかし、仕事術系のというのは諸刃の剣で、相当に注意をしていても、読んだだけでなんとなく自分の生産性がいくばくかでもあがってしまったかのように錯覚してしまうのが恐ろしい。 日経ビジネスの2008年3月24日号の「有訓無訓」で鵤工舎舎主であり、宮大工の小川三夫さんという方が非常に面白いことを言っていた。 以前、トヨタ自動車工場で一番上級クラスという技能者の方たちが、何度か研修に来られました。若い人に技術を教えるのが難しいので、どうやって教えたらいいのか、宮大工にヒントを得てきなさいということですやろ。一度現場で話をした時、「何や禅問答をしてるみたいだ」と言うてました。意味が分からんとそりゃそうですよ、こっちは「教えるためには、教えてはいかん」

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  • 「人間に残された可能性の聖域」における達人 - Thoughts and Notes from CA

    ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く! 作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/03/01メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 29人 クリック: 4,720回この商品を含むブログ (425件) を見る『ウェブ時代の5つの定理』を読んだので書評を。 まず、読みながら思い浮かんだのが、「自分の器を大きくするには、自分より器の大きい人と接するしかない」という、最近自分が考えていること。 「器」なんてものは、生まれもった才能、育った環境の違いという現時点ではいかようにもし難い要素によってある程度形作られてしまっているのは事実。ただ「自分より器の大きい人と接する機会を意識的に作る」という努力を通して、後天的にも「器」を大きくすることができるというのが私の考え。 なので、一緒に仕事をする人を選んだり、仕事以外で人と会う機会をつくったりして、直接的に自分より「器

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  • 『日本人としてこれだけは知っておきたいこと』 もつべき歴史観、日本観 - Thoughts and Notes from CA

    最近外国人と仕事をする機会が非常に多いが、仕事をしながら感じることは、もう少し日という国に対する自分の知見を増やしたほうがよいなぁ、ということ。 日人の品質に対する基準っていうのは、どうしてかくも過剰に厳しいのか? 同じアジアであるのに、中国人は契約を守らないが、日人はどうして守るのか? 見積書なんて必要な情報が含まれていればよいのに、日人はどうしてそんな書式にこだわるのか? なんて、ことに対して「That's natural for Japanese, I suppose(そういうものだから)」で片付けてしまうのもよいのだが、根っこのところでアメリカ人と日人はどう違う、中国人と日人はどう違うということは抑えておき、その上でもう少し突っ込んだ議論なり、説明をしないと、結局向こうの行動に結びつかないんじゃないかと感じている。 そんな問題意識から「日」をとりあつかったをいくつか

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  • 市場における支配企業の独占を崩す方法 - Thoughts and Notes from CA

    かなり前の記事だがJoel Spolskyの"Strategy Letter III: Let Me Go Back! - Joel on Software"というエントリーを読んだ。取り扱われているトピックは、圧倒的なシェアを保持し、独占状況にある企業の支配を崩し、自らが覇権を握るにはどうしたらよいかというもの。ポイントは下記の通り。 自社が覇権を握る、もしくはその市場において存在感をだすためには、独占を築いている企業からシェアを奪い取らないといけないということをしっかり認識すること 自社の製品・サービスに顧客が乗り換える上での阻害要因を全て洗い出し、それを丹念にひとつひとつつぶしていくこと 阻害要因の中には明らかなものもあれば、見落としがちなものもあるが、そういった見落としがちだが、重要な阻害要因を把握し、取り除くこと 独占の地位を築くまで顧客を囲い込もうとしてはならず、自社の製品・サ

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  • 『国家の罠』 佐藤優の職人芸 - Thoughts and Notes from CA

    正月休みようにとっておいた『国家の罠』を我慢しきれずに読んでしまったので書評を。 国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて 作者: 佐藤優出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/03/26メディア: 単行購入: 20人 クリック: 283回この商品を含むブログ (323件) を見る著書は佐藤優は、ずば抜けた情報の収集人脈と分析能力を駆使して2000年日露平和条約締結に心血を注いだ元外務省主席分析官。鈴木宗男・田中眞紀子・外務省の政争に巻き込まれ、東京地検特捜部の国策捜査の対象となり、背任と偽計業務妨害容疑で東京拘置所に512日間拘留された人物。国益のために邁進した外交官が、国策捜査に巻き込まれ、地検特捜部との情報戦を演じていく過程が、淡々と客観性が貫かれながらも、その場に居合わせているのではないかと錯覚するばかりの生々しい臨場感でつづられており、読者をその世界に引きずりこむ。

    『国家の罠』 佐藤優の職人芸 - Thoughts and Notes from CA
  • Amazon KindleはiPODになれるのか? - Thoughts and Notes from CA

    Nicholas Carrが"Why Kindle is no iPod"というエントリーで、「AmazonKindle読書という分野におけるiPODにしたてようとしているみたいだが、それは難しい」と指摘している。KindleがiPODと決定的に違うのは下記の2点と強調しており、これはかなり的を得ている。 iPODをAppleが発売した時は、Portable MP3 Playerの市場は既に構築され、成長段階にあったが、Portable Book Reader市場は以前構築されておらず、発表されている製品の殆どは失敗している(即ち、デバイスの市場を一から構築しなければならない) iPODをAppleが発売した時は、NapsterによってiPODに格納することができるMP3形式の音楽が人々に大量に配信されていたが、Kindleの場合は誰の手元にもまだコンテンツが届けられている状態ではない

    Amazon KindleはiPODになれるのか? - Thoughts and Notes from CA