40億人が使えるサービスへ – エンジニア経営者のサービス開発論 1000万人以上の登録ユーザーが利用する「ツイキャス(TwitCasting)」。最近ではInstagramとログイン連携するなど、さらに勢いを増しています。このサービスを産み出した赤松洋介さんは、自身が経営者でありエンジニアでもあります。 ■ ITでの起業を目指して 小さい頃からコンピュータが好きでしたね。小学生の時はまだインターネットがあまり普及していなかったので、家のパソコンでゲームを作ったりしていました。物理と数学が好きだったので工学部に入学して、コンピュータ関連の業界に進もうと思っていました。自分の手で、たくさんの人たちが使うものを作っていきたかったんです。でも自分に何ができるのかがわからないから、まずはいろいろなことをしている会社に入ればやれることが明確になるかな……と漠然と考えていましたね。 卒業後は、大阪の株
今回のソリューション:【メールワイズ】 〜ただひたすら「ユーザーと向き合う」ことで、ユーザー数が1,000万人を突破した「ツイキャス」。ユーザーの声をいかに吸い上げて活かすか、その裏側を公開〜 ユーザー数1,000万人、累計の配信回数2億5千万回を突破した、国内最大級のライブ配信サービス「TwitCasting(通称ツイキャス)」。 2010年の運営開始後、10代~20代前半の若者を中心に拡大を続け、個人が動画を配信するという新たな文化の先駆けにもなった。 同サービスを運営するモイ株式会社のユーザーサポート運営は、一般的なBtoCのWebサービスとは少し異なる一面を持っている。 ITツールを駆使して効率化を進めるというよりは、できるだけ多くのユーザーの配信を実際に「見る」ことや、丁寧なコミュニケーションを行うことに力点を置いているからだ。 その背景には、ツイキャスの開発者であり同社代表であ
〜定量指標は追わない。ユーザーの声に基づいたエンジニアリングを追求する、ツイキャスの開発秘話〜 リリースから6年で登録ユーザー数1,000万人、累計配信回数2億5千万回を突破したライブ配信サービスTwitCasting、通称「ツイキャス」。順調な成長を遂げる同サービスであるが、その成長過程は近年のWebサービスとは一線を画している。 「秋葉原で1台6万円くらいで仕入れたサーバーと、1GBの家庭用の回線を8本引いて運用していました」 「私は世界で3人だけのための機能とか好きなんですよ」 「正直、ユーザーサポートで忙しくて数字なんて見ている暇はありませんでした。今もKPIはあまり意識していないですね」 と語るのは、ツイキャスを運営するモイ株式会社の代表取締役・赤松 洋介さん。その独特なサービス運営の考え方について、お話を伺った。 ▼ユーザー数1,000万人!「ツイキャス」の運営哲学とは? 「な
「私が入った当時のサイボウズはすごかったですよ。ファックス用紙を入れれば入れた分だけ20万円の注文書が出てくる。全国から注文が殺到していた。そういう状況だったので、若干勘違いしていたところもあるかもしれません」 自分が起業に至った経緯の一端を、苦笑いしながらこんな風に語ってくれた赤松洋介氏は、若者を中心に支持を集めるモバイル向け動画ストリーミングアプリ「ツイキャス」の生みの親だ。2012年2月にツイキャスを運営するモイを創業、2014年6月には国内外のVCらから500万ドル(約6億円)の追加の資金調達を実施するスタートアップ企業の注目株だ。今や登録ユーザー数が1000万人を超え、ストリーミングとECを組み合わせる「キャスマーケット」をリリースするなど攻めの姿勢を取り続けている。 シリコンバレーでは2015年に入ってからMeerkatやTwitterが買収したPeriscopeといったモバイ
自分が起業に至った経緯の一端を、苦笑いしながら語ってくれた赤松洋介氏は、若者を中心に支持を集めるモバイル向け動画ストリーミングアプリ「ツイキャス」の生みの親だ。
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