最近、お問い合わせいただくことが多いのが、「現物株式(株価指数)」と「指数先物」と「ETF」の価格の関係についてです。今回はこのことについてまとめてみたいと思います。 【現物株式(株価指数)の価格】 上場株式であることが前提となりますが、原則、現物株式の価格は売買が成立した値段をいいます。 株式売買に馴染みのある方ならご理解いただけるのですが、その価格は必ずしも売買できる価格ではありません。 例えば、直近、900円の価格がついたある株式があったとします。その株式の売り買い注文が以下のような場合(取引所に発注されている銘柄・値段ごとの売買注文を集約したものを表示したもので、業界用語で「板(いた)」と呼びます)、10株を売ろうとする人は900円という価格で売却できそうですが、50株を売ろうとすると900円では売り切れず、899円で売りに行くか、10株を900円で注文をして残りの40株を買ってく
![【コラム もっと知りたいETF】No.53 現物株式(株価指数)と指数先物とETF](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/926d88ef5ae679d444e7e1c6649e1b794ebcc548/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.nikkoam.com%2Fproducts%2Fetf%2Ffiles%2Fimages%2Flogo_ogp.png)