職業としての政治/職業としての学問 (日経BPクラシックス) 作者: マックス・ウェーバー,中山元出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2009/02/19メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 130回この商品を含むブログ (25件) を見る ウェーバーの名講演「職業としての政治」。何回読んでも感動的です。 最も有名で、僕が一番好きな箇所をまとめておきます。後半部、ウェーバーが政治家に必要な資質について語る箇所です。 以下、まとめ。 - ウェーバーは、政治家にとって重要な資質が三つあるという。それは(1)情熱と(2)責任感と(3)判断力である。 まず(1)「情熱」とは、政治家が仕事にふさわしい情熱をもってその仕事に献身するという意味である。情熱といってもそれは「不毛な興奮」(ジンメル)のことではない。それがどれほど純粋な情熱であっても、たんなる情熱では十分ではない。 (1)「情熱」