尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域で22日、中国海警局の船2隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは153日連続。
中国海警局の艦船が1月から、沖縄県・尖閣諸島周辺の日本領空を飛行する自衛隊機に対して、中国の「領空」を侵犯する恐れがあるとして退去するよう無線で警告し始めたことが3日分かった。複数の関係筋が明らかにした。既に数回警告しており、海警局の新たな任務として開始した可能性がある。領有権の主張を強化するよう求めた昨年11月の習近平国家主席の指示を受けた措置とみられる。 日本政府は、警告は「断じて受け入れられない」として外交ルートで反論したが、公表は見送った。海警局はこれまで、尖閣周辺で領海侵入や接続水域航行を日常的に繰り返し、日本の漁船を追尾してきた。空域への領有権主張も常態化すれば、日中対立のさらなる激化も予想される。 関係筋によると、尖閣周辺の接続水域を航行する海警局艦船が1月以降、日本領空を飛ぶ海上自衛隊機に対し、領空侵犯の恐れがあるとして無線で「直ちに退去しなさい」と伝え始めた。(共同)
中国海警局の船(右)とフィリピンの補給船(左)の衝突とされる場面。南シナ海のアユンギン礁(セカンド・トーマス礁)付近で。中国海警局の動画より(2023年10月23日撮影公開、取得)。(c)AFP PHOTO / Chinese Coast Guard 【11月10日 AFP】フィリピン政府は10日、中国と領有権を争う南シナ海(South China Sea)のアユンギン礁(セカンド・トーマス礁、Second Thomas Shoal)付近で、中国海警局の船が放水銃を撃つなどの「危険な嫌がらせ」をしてきたと非難した。 同海域では約3週間前にフィリピンの補給船と中国船の衝突が起きたばかり。 フィリピン政府によれば、軍のアユンギン礁への定期補給を違法に妨害しようと、中国海警局などの船が「無謀な嫌がらせ、妨害、危険な航行」を行ってきた。 政府の「西フィリピン海タスクフォース」は「中国海警船はフィリ
南シナ海・南沙諸島(スプラトリー諸島)沖アユンギン礁(セカンド・トーマス礁)の比軍拠点に向かう補給船(中央)を囲む中国海警局の船舶(左および右、2023年8月22日撮影、資料写真)。(c)Ted ALJIBE / AFP 【10月22日 AFP】フィリピン当局は22日、南シナ海(South China Sea)のアユンギン礁(セカンド・トーマス礁、Second Thomas Shoal)沖でこの日午前、同国の補給船が中国海警局の船に衝突されたと非難した。 比政府の「西フィリピン海タスクフォース」は声明で、アユンギン礁から約25キロの地点で「中国海警船『5203』が、フィリピン軍が借り上げていた先住民の小型補給船に衝突するという危険な妨害行動」があったと指摘。 さらに、補給船を護衛していたフィリピン沿岸警備隊の巡視船も、「中国海上民兵」の船舶に衝突されたという。 声明は、「中国海警局および中
フィリピン沿岸警備隊が公開した、同国の船舶に放水する中国船(2023年8月6日公開)。(c)AFP PHOTO / PHILIPPINE COAST GUARD (PCG) 【8月7日 AFP】フィリピンは6日、中国海警局の船舶が南シナ海(South China Sea)で自国の補給船に放水銃を使用したとし、「違法」で「危険」な行為だと非難した。 中国側は、自国の領海に「不法」に侵入したフィリピン船を「取り締まるために必要な措置」だったと主張している。 フィリピンは南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島、Spratly Islands)沖のセカンド・トーマス礁(Second Thomas Shoal)で、領有権を主張するため艦船を座礁させ、自国の兵士を駐屯させている。沿岸警備隊は駐屯兵用の食料や水、燃料などの物資を運ぶ補給船を護衛していた。 比軍は、中国船が補給船のうちの1隻の進路を「妨害し
【読売新聞】 中国海警局に所属する大型船の隻数が157隻に上り、過去10年で約4倍に増えたことが、海上保安庁の調査でわかった。昨年、沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺の接続水域(領海の外側約22キロ・メートル)内で海警船が確認されたのは33
フィリピン沿岸警備隊は6日に南シナ海で中国の沿岸警備隊からレーザーの照射を受けたと発表/Philippine Coast Guard 香港(CNN) フィリピンの沿岸警備隊は、南シナ海のフィリピンや中国が領有権を主張する海域で先週、中国の沿岸警備隊の船舶がフィリピンの乗員に対して「軍事級」のレーザーを照射したため、乗組員が一時的に視力を失うなどしたと非難した。 フィリピン沿岸警備隊の公式フェイスブックへの投稿によれば、中国船は150ヤード(137メートル)以内に接近した際にも危険な行動を取ったという。フィリピン沿岸警備隊は、レーザーの緑色の光線だとする写真も投稿した。 CNNは中国側にコメントを求めたが、返答はない。
中国海警局の船(中央)を挟み込むように航行し、調査船への接近を防ぐ海上保安庁の巡視船=30日午前、沖縄県石垣市の尖閣諸島沖 「(中国公船の)海警1304(ひと・さん・まる・よん)、日本の領海から直ちに退去せよ」-。沖縄県石垣市が29、30の両日に実施した尖閣諸島(同市)の現地調査は、懸念された中国側の妨害もなく、無事終了した。だが、領海侵入した中国公船と海上保安庁の巡視船が激しくせめぎ合う様子は調査船からも見てとれ、現場は一時緊迫した空気に包まれた。初めて同行取材した産経新聞記者が、調査の舞台裏を追った。 「尖閣は日本領」調査船の操舵室に設置してある国際無線から緊迫した声が流れてきたのは、30日午前3時5分だ。 「海警1304、こちらは日本国海上保安庁巡視船である。貴船は日本の領海に侵入している。貴船の航行は無害通行とは認められない。日本の領海から直ちに退去せよ」 前日午後5時に石垣港を出
松野博一官房長官は25日午後の記者会見で、同日午前に中国海警局所属の船舶2隻が尖閣諸島(中国名:釣魚島)周辺の領海に侵入したことを受け、中国海警局の船舶による接続水域内の航行や領海侵入などの活動が相次いでいる状況を「極めて深刻に考えている」と述べた。写真は2021年10月、都内で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 25日 ロイター] - 松野博一官房長官は25日午後の記者会見で、同日午前に中国海警局所属の船舶2隻が尖閣諸島(中国名:釣魚島)周辺の領海に侵入したことを受け、中国海警局の船舶による接続水域内の航行や領海侵入などの活動が相次いでいる状況を「極めて深刻に考えている」と述べた。
ベトナム・クアンガイ省リーソン島の近海で漁をする漁師たち(2022年8月20日撮影)。(c)Nhac NGUYEN / AFP 【10月22日 AFP】ベトナムの漁師グエン・バン・ロックさん(43)は、中国海警局の船に襲われた経験が数え切れないほどある。 「昔は怖かった。でも今は、これが普通の生活だ」と語る。 2020年の夏、南シナ海(South China Sea)の西沙諸島(パラセル諸島、Paracel Islands)付近を航行中のことだった。ロックさんの船は、中国船から何度も体当たりを受けて転覆。海に投げ出された乗組員13人は、必死で魚籠(びく)につかまり、救助を待つほかなかった。ロックさんは繰り返し殴られ、漁獲物や漁具を強奪された。 この数年前にも、漁を終えて港に帰る途中、2隻の中国船に体当たりされ、しばらく追跡された。中国船は重機関銃で武装し、乗組員はおのを手にしていた。 資源
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