1月12日に発売される『あんぽん 孫正義伝』(小学館刊)。著者の佐野眞一氏は、同書のなかで、孫正義氏へインタビューし、「安本」という日本名を捨てたことについて尋ねている。以下、二人のやり取りと佐野氏による解説だ。(文中敬称略) * * * 「私は孫という名前で、ユニソン・ワールドを始めました。そのとき、二つの選択肢があったわけです。孫の名前で会社を興すか、それとも元の安本にもう一回戻って、会社を興すのか。僕の親父も親戚のおじさん、おばさんも全部安本の名前で通していましたからね。だから、孫の苗字のままで日本で会社を興すのは、親戚の中では僕が第一号なわけですよ」 ──孫の苗字のままだと、韓国人だということがバレちゃいますからね。親戚は孫さんが安本という日本名を捨てたことに反対しませんでしたか。 「猛反対でしたよ」 予想した通りの答えだった。だが、孫がこの帰化問題をここまで率直に言うとは思わなか
震災と原発事故の不安に国民が震えた昨年、改めて「強い父親」が求められた。かつて『スパルタ教育』(光文社)という本を上梓し、「父性」の復興を唱えてきた石原慎太郎・東京都知事(79)にプロインタビュアー、吉田豪氏が石原流教育論を聞いた。 * * * ――いってもわからない時期(のしつけや体罰など)はしょうがない。 石原:体罰はいいんだ。身にしみるからね。残虐行為とは全く違う。立たせるとか男のお尻をたたくとか、せいぜい平手打ちを食らわすぐらいあったっていいと思うな。やっぱり、しつけですよ。しつけっていうのは刷り込みなんです。たとえば九九算ですよ。あれは計算じゃなくて、刷り込みで暗記してる。それをやらなきゃダメです。それをある年齢まで来たときに、とにかく半ば強制的にやれるのは集団生活しかないから。 ――そう主張するのも大変だと思うんですよ。(戸塚ヨットスクールの)戸塚宏さんがあれだけ叩かれたわけじ
法廷の記者席を記者クラブだけに限るのはおかしい。フリージャーナリストにも記者席を割り当ててほしい――刑事事件の精力的な取材で知られるジャーナリストの江川紹子さんが2012年1月4日、刑事裁判の法廷の「記者席」の割り当てを求めて、東京高裁に即時抗告をおこなった。同日に開かれた記者会見で、江川さんは「裁判所の情報発信の仕方を時代にあうものに変えていってもらいたい」と訴えた。 江川さんが記者席の割り当てを求めているのは、1月10日と11日に予定されている小沢一郎・元民主党代表の刑事裁判。これまで東京地裁総務課を通して、同裁判の大善文男裁判長に対して法廷記者席の割り当てを申し入れてきたが、一向に認められる気配がなく、理由をたずねても回答が得られなかった。そこで江川さんは昨年12月19日、大善裁判長を相手取り、記者席割り当ての仮処分を求める裁判を東京地裁に起こした。 しかし12月22日、東京地裁は「
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