本連載前回記事において、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が昨年3月から運営している宮城県・多賀城市立図書館が、新装開館に合わせて購入した選書に不自然な点があることを報告した。新刊として選書しているにもかかわらず、発刊から10年以上経過したような古い本が大量に入っているのだ。そこで、専門家に選書リストを分析してもらったので、今回はその分析内容を紹介したい。 CCCは新装開館までに11回にわたって選書を行っている。第7回までは特段不自然さはないが、第8回以降の新刊選書リストを見ると、極端に刊行年の古い本が大量に選書されていた。 ツタヤ図書館問題にも詳しい書店関係者は、新刊の選書リストを見て、第8回リストには「ISBNが13ケタのものと、10ケタのものが混在している」と指摘する。 ISBNとは、図書を特定するために設けられた世界標準の商品コードだ。すべての書店販売書籍には、必ず1冊ご
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