柔道の女子選手15人が、園田隆二・全日本女子前監督から暴力などを受けたとして日本オリンピック委員会(JOC)に告発した問題で、選手側の代理人を務める弁護士2人が4日、大阪市内で記者会見し、選手の声明を発表した。 今回の行動については、「憧れであったナショナルチームの状況への失望と怒りが原因だった」と説明。一連の問題を全日本柔道連盟に訴えたが、「内部で封殺され、JOCに駆け込む形で告発したが、私たちの声は十分に拾い上げられなかった」などと不満を述べている。 さらに、「前強化委員長をはじめとする強化体制やその他連盟の組織体制の問題点が明らかにされないまま、前監督の責任という形を持って、今回の問題解決が図られることは真意ではない」などとつづっている。
北京(Beijing)市内に垂れ込めるスモッグ(2013年1月31日撮影)。(c)AFP/Mark RALSTON 【2月4日 AFP】中国を覆っていた息の詰まるようなスモッグが日本の一部地域でも確認されたことを受け、関係当局や専門家らは4日、子どもや呼吸器が弱い人の健康への影響について警鐘を鳴らした。 環境省高官によると、同省の大気汚染物質観測システムへのアクセスが前週から激増しており、また健康への影響に不安を持つ人びとからの電話もひっきりなしにかかってくるという。前週以降、国内では中国の都市部を覆う、ぶ厚いスモッグの様子が多く放送されていた。 ■九州で基準値上回る微粒子 国立環境研究所(NIES)の清水厚(Atsushi Shimizu)氏によると、西日本の大気汚染は過去数日間、政府の定めた基準値を上回っているという。特に、直径2.5マイクロメートル以下の粒子の濃度が懸念されており、九
【北京=小林拓也】中国で今年1月から有害物質を含んだ濃霧による大気汚染が深刻化しています。北京市は27日から深い霧に包まれ、50メートル先も見えにくく、昼間でも薄暗い状態です。 道を歩く市民の半数近くがマスクを着用。商店では在庫切れになるほどマスクが売れているといいます。人体に有害な直径2・5マイクロメートル以下の微小粒子状物質「PM2・5」を防ぐマスクもインターネット上などで売り出されています。 北京市気象台によると、北京市で1月に霧がなかった日はわずか5日間。この時期としては1954年以降で最悪だといいます。 濃霧は北京、天津、山東省、河南省、江蘇省など広範囲に拡大。各地で高速道路の通行止めや飛行機の欠航が相次ぎ、春節(旧正月、2月10日)で帰省する人たちにも影響が出ています。 30日付の中国紙・京華時報は、今月に入り呼吸疾患などで病院を訪れる児童や老人が増えていると報道。北京市政府は
九州などで、大気汚染物質の観測値が一時的に上昇していることが分かり、環境省は深刻な大気汚染が続いている中国から流れてきている可能性が高いとみて調査を続けるとともに、これまでのところ健康への影響が心配されるレベルではないとして、冷静な対応を呼びかけています。 中国では先月初めから東部や内陸部を中心に車の排気ガスなどに含まれるPM2.5というきわめて小さな粒子の濃度が高くなり、大気汚染が深刻な状態が続いています。 環境省によりますと、先月中旬から今月にかけて福岡県や佐賀県、それに富山県などでPM2.5の濃度が平常時に比べて一時的に高くなっている地点があったということです。 これについて環境省は「汚染物質が中国から風に乗って日本に飛んできた可能性は高い」として調査を続けています。 また、一時的に濃度が高くなっていることについて、影響を心配する声が高まっていて、各地の観測値を掲載している環境省のホ
現在は長野までが開業している北陸新幹線ですが、既に長野から飯山、上越、糸魚川、新黒部、富山、新高岡を経て金沢まで(一部の駅名は仮称)の延伸区間に関しては、ほぼ土木工事が完成しています。レールの敷設もほとんど完了しており、残る主要な工事としては電化関係の設備と駅舎の整備を残すだけです。 また東京から金沢までの直通運転を担う新型車両のE7・W7系の車両もデザインと諸元が発表になっており、今年、2013年の秋には第一弾の編成が落成する予定になっています。内外装に「和」のコンセプトを取り入れたデザインは、既に好評を博しているようです。 では、肝心の開業時期はいつになるのでしょうか? 一部には開業の前倒しを望む声もありましたが、現時点では長野=金沢間の開業は14年末、つまりおそらくは15年の3月になるという計画です。 一見すると奇妙な話です。土木工事はほぼ完了し、新造車両もドンドン完成するのであれば
北京(Beijing)で29日、大気汚染が計測上限を超えるほどに悪化した。在中米国大使館が発表した。中国北部の広い範囲を厚い煙霧が覆っている。 分厚い煙霧が中国北部を覆うのは今冬に入って少なくとも4回目。視界不良や航空便の離着陸に障害が出ており、国営メディアさえもがこの問題を繰り返し批判している。 米大使館の大気質指数(AQI)は29日午前6時に517の「計測上限超え」を記録、同11時ごろは495の「有害」レベルだった。AQIは150以上で「不健康」、300以上で「有害」と定められている。500以上は「計測上限超え」。 写真は北京市内でマスクを付けて歩く女性(2013年1月29日撮影)。(c)AFP/Ed Jones 【1月29日 AFP】北京(Beijing)で29日、大気汚染が計測上限を超えるほどに悪化した。在中米国大使館が発表した。中国北部の広い範囲を厚い煙霧が覆っている。 分厚い煙
命の危険も スモッグのかなたにかすむ北京の観光名所、紫禁城 BEIJING/Pollution; Weather ロサンゼルス育ちという私の経歴が、中国の専門家という仕事に役立つことはめったにない。だが、北京の大気汚染が記録的なレベルにまで悪化したことを伝えるのにプラスになったことは確かだ。 子供の頃にロサンゼルスで経験した最悪のスモッグでさえ、北京のそれに比べれば大したことはない。ここ数年、北京の空気は息をするのが苦しいほどだったが、今月中旬にはついに最悪のレベルに達した。 北京のアメリカ大使館は大気汚染度を測るのに、500を上限とするAQI(大気質指数)を使っている。この指数では301以上が「危険」とされるが、12日にはそれをはるかに超え、大使館の非公式の測定では800に達した。ブルームバーグは、11日に心臓発作で病院に搬送された患者が倍増したという心臓病専門家の発言を伝えた。 ロサン
中国・安徽(Anhui)省の亳州(Haozhou)市で、セーターで顔を覆いながら歩く女性(2013年1月30日撮影)。(c)AFP 【2月1日 AFP】大気汚染が深刻な問題となっている北京(Beijing)ではここ最近、呼吸器系の異常を訴えて病院を訪れる人の数が約20%増加している。地元紙が31日に伝えたところによると、その約半数が、呼吸器の感染症で小児科を受診した子供だという。 在中米国大使館が発表した31日午前の大気質指数(AQI)は223で「不健康」レベルだった。北京市当局も同184の「不健康」レベルであることを明らかにした。米国大使館は29日、AQIが500を上回り「計測上限超え」と発表していた。 中国ではここ最近、北京を含む広範囲で大気汚染が悪化しており、視界への影響から交通に支障を来す状況も生じている。原因は火力発電所で使用される石炭や自動車の排ガスなどとされており、当局は工場
(CNN) 中国の首都北京で29日にかけて再び大気汚染が深刻化し、空の便の欠航や主要道路の封鎖が相次いだ。市内は有害なスモッグに覆われ、場所によっては200メートル先も見えない状況になっている。同国国営メディアが報じた。 北京にある米大使館は現地時間の29日午後8時の時点で、有害なレベルの大気汚染が過去24時間にわたって続いたとして、屋外での活動を控えるよう勧告。特に心肺疾患を持つ人や高齢者、子どもは外出を避け、あまり動き回らないよう呼びかけた。 北京で大気汚染が有害レベルに達したのは今年に入ってこれで4度目。地元メディアは「ひどい大気汚染だ。市民の健康に良くない。当局にはこの環境を何とかして欲しい」「自分のオフィスビルの屋上部分が見えない」といった人々の声を紹介している。 国営新華社通信によれば、大気汚染のあまりのひどさに、普段のマスクをガスマスクや防護マスクに着け替えた歩行者もいるとい
[北京 20日 ロイター] 新華社によると、中国政府は、北京の大気汚染対策で新たな規則を発表する。こうした規則は異例。
深刻な中国の大気汚染で周辺国への影響が懸念される中、岡山県内でも1月から、呼吸器疾患の恐れがあるとされる微小粒子「PM2・5」の大気中濃度が高めに推移、国の環境基準の2倍近くに達した地点もあった。中国から飛来している可能性が高いとみられ、「大陸からの黄砂が増える春先からは一層の注意が必要」と専門家は呼び掛けている。 PM2・5は、車の排ガスや工場の煙に含まれる直径2・5マイクロメートル(1マイクロメートルは千分の1ミリ)以下の粒子。吸い込むと血管や肺の奥まで入って沈着しやすい。がんやぜんそくとの関連も指摘され、国は環境基準を「1立方メートル当たり日平均35マイクログラム以下」と定めている。 県内には国、県などが県南5市町に9観測所を設置。13日に早島町前潟64・2マイクログラム、倉敷市美和51・8マイクログラム、岡山市中区江並47・4マイクログラム―など全地点で環境基準を超えた。早島町前潟
深刻な大気汚染が続く中国では、29日も広い範囲で最悪レベルの汚染を記録し、視界不良のため各地で高速道路が通行止めになるなど、旧正月をふるさとで過ごす人々の帰省の足にも影響が出ています。 このうち北京では、車の排気ガスなどから出るぜんそくや気管支炎を引き起こすPM2.5という極めて小さな粒子の濃度が最高で東京の年間の平均値の20倍以上に達し、大気汚染の基準となる指数も6段階のうち最悪のレベルとなりました。 このほか、河北省や山東省、それに安徽省など東部や内陸部もスモッグに覆われ、気象当局は警報を出して住民に外出や車の利用を控えるよう呼びかけています。 中国では来月9日から始まる旧正月の大型連休を前に大規模な帰省ラッシュが始まっていますが、視界不良のため高速道路が通行止めになり一部の長距離バスが運行を取りやめたほか、空の便も欠航や遅れが相次いでいて、帰省の足にも影響が出ています。 観測史上、最
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【北京=小林拓也】中国で深刻化している大気汚染の原因の一つに挙げられているのが粗悪な自動車用ガソリンです。インターネット上では、ガソリンを供給している国有石油大手に対する批判が高まっています。 中国メディアによると、中国石油化工(シノペック)の傅成玉会長は1月31日、「石油精製企業は大気汚染に直接的な責任を負う者の一つだ」と責任を認めつつ、「これは企業の質が基準に達していないからではなく、わが国の基準が十分ではないからだ」と強調しました。 これに対し、ネット上では「国の基準は国有企業のおまえたちが決めるんじゃないのか」「責任感がまったくない」「国の基準も低いが、国有企業の道徳感が低すぎる」などの批判が噴出しました。 批判を受け、傅会長は1日、メディアに対し「中国石油化工は毎年約300億元(約4500億円)を投入し、ガソリンの品質問題を解決する」と述べ、来年から硫黄含有量が50ppm以下のガ
2月3日、北京を覆う深刻な大気汚染の背景には、環境基準の強化に抵抗する国営企業2社、中国石油天然ガス集団(CNPC)と中国石油(シノペック)の存在が浮かび上がっている。写真は北京市内で1月撮影(2013年 ロイター/Jason Lee) [北京 3日 ロイター] 中国の首都、北京を覆う深刻な大気汚染。悪化する大気汚染の背景には、環境基準の強化に抵抗する国営企業2社、中国石油天然ガス集団(CNPC)と中国石油(シノペック)の存在が浮かび上がっている。 同国の環境保護省と2社の間ではお役所的なやりとりが行われるだけで、大気汚染の主因とされる自動車用ディーゼル燃料の環境基準強化は遅々として進んでいない。もちろん大気汚染の原因は他にも多く考えられるが、この2社がなかなか腰を上げない上、環境基準に無関心であることが、権限のさほど強くない環境保護省が直面する試練を浮き彫りにしているとアナリストらは指摘
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