ロッキートビバッタ (学名: Melanopolus spretus、英: Rocky Mountain locustまたはRocky Mountain grasshopper[5]) はアメリカ合衆国西部の全域およびカナダ西部の一部に生息していたものの[3]、20世紀初頭に絶滅したワタリバッタ (トビバッタ) の一種である。 概要[編集] 比類を絶する大群をなして移動することで知られ、特に1875年の大発生時(英語版)は、広さにして51万平方キロメートル (19万8千平方マイル) にわたり、コロラド州の面積2倍相当 (日本の国土全体の1.3倍以上) の規模であった。これは一説によると質量にして2750万トン、個体数にして12兆5千億匹と推定され、「史上最大の動物の群集」としてギネス世界記録に登録されている[6][注 2]。 しかしながら、この大発生から30年も経たずに完全に絶滅しており、