シリアの内戦をめぐって、アサド政権と反政府勢力が今月12日から停戦することで合意した直後に、政権側のものと見られる戦闘機が市場を空爆して、子どもや女性を含む58人が死亡するなど現地では激しい戦闘が続いています。 しかし、一夜明けた10日もシリアでは激しい戦闘が続いていて、イギリスを拠点に内戦の情報を集めている「シリア人権監視団」によりますと、北西部のイドリブでは戦闘機が市場を空爆し、58人が死亡したということです。当時、市場は、12日から始まるイスラム教の宗教行事「犠牲祭」を前に食材を買いそろえる人たちで賑わっていて、地元の記者はNHKの電話取材に対し、「犠牲になった人のほとんどは子どもや女性だった」と話しました。 現場は、反政府勢力が支配する地域であることから、空爆は、アサド政権の政府軍か、それを支援するロシア軍によるものと見られています。 停戦に向けた合意が発表されたあと、反政府勢力の
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