ともに三重県に本店を置く三重銀行と第三銀行が経営基盤の強化を図るため、来年4月をめどに経営統合を目指すことで基本合意したと発表しました。 両行を合わせた総資産は、去年9月末時点で3兆9000億円余りとなって、東海地方で有力な金融グループが誕生することになります。持ち株会社の名前や本店所在地、それに役員などについては、今後の協議で決定するということです。 両行は今回の統合について、人口減少や低金利競争などが進む中で、経営基盤の強化を図るとともに、組織のスリム化などのコスト削減効果も見込めるとしています。 三重銀行の渡辺三憲頭取は記者会見で「三重、愛知という地元で確固たる存在感を示して、愛される銀行になりたい」と述べました。一方、第三銀行の岩間弘頭取は「われわれに参加したいという金融機関があれば、相乗効果が得られる相手なら前向きに検討していく」と述べました。
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