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ブックマーク / science.srad.jp (10)

  • 複数のデタラメな「偽論文」が査読をすり抜けて学術論文誌に掲載される、新たな「ソーカル事件」か | スラド サイエンス

    偽名などを使って書かれ内容はデタラメな「偽論文」が、論文誌に多数投稿されていたことが明らかになった。これら偽論文は性差別や人種問題など、あえて議論になりそうなテーマを狙って書かれていたという。投稿された論文の一部は査読を通過して実際に論文誌に掲載されていた(Wall Street Journal、Science Alert、Economist、これを指摘する研究者のTweet)。 実際に投稿された偽論文の内容はNational Postで紹介されているが、「肥満は時間や努力によって作られるものであり賞賛されるべきものだ」などとして「Fat Bodybuilding」なるものを提案するものや、ドッグパークにおいて犬や人間を観察した結果から「レイプ文化」を分析したと主張するもの、アドルフ・ヒトラーが自説を記した著書「我が闘争」の一部を元にフェミニズムについて述べたものなど、ジャンルは多岐にわた

    El_Fire
    El_Fire 2018/10/09
  • 新しい図形「scutoid」とは? | スラド サイエンス

    上皮細胞が複雑な立体構造を作る際、従来考えらえていたのとは異なる形状の細胞ができることが判明し、この形状に図形として「scutoid」という名前が付けられた(論文、リーハイ大学によるニュース、SlashGear、The New Yorker)。 これまで上皮細胞は柱状や錐台状に変形して複雑な立体構造の部品になると考えられていた。研究ではボロノイ図を応用した計算モデルにより、組織の曲がりが大きくなるにつれてscutoid形状の細胞が増加していくことを発見。ショウジョウバエなどを使用した実験を通じ、実際の細胞もscutoid形状になることを確認している。このような形状を用いることで、エネルギー消費を最低限に抑え、形状を安定化できると研究グループは考えているとのこと。 scutoidは2つの底面上以外に少なくとも1つの頂点を持ち、曲面を呈する形状と定義されている。つまり角柱または角錐台の頂点部分

  • 陽子内部のクォークには超高圧力が働いている | スラド サイエンス

    陽子(プロトン)は複数のクォークが結合した構造になっているとされているが、このクォークにかかっている圧力の測定に米トーマス・ジェファーソン国立加速器施設の研究者らが成功した(マイナビニュース、nature誌掲載論文)。 クォークは「強い力」と呼ばれる力で結合している。今回測定された圧力はこの力によって発生していると考えられているもので、陽子の中心部でクォークにかかる圧力は1035Paという超高圧力が働いていることが分かったそうだ。これは中性子星の内部よりも高い圧力だという。 また、陽子の中心から0.6fmの範囲では斥力が、それより外側では引力が働いていたことも分かったという。

    El_Fire
    El_Fire 2018/05/30
  • ニュージーランド、世界地図から掲載漏れしないことを目指すキャンペーン | スラド サイエンス

    ストーリー by headless 2018年05月04日 19時16分 ロシア人工作員がニュージーランドにいなかった理由 部門より よく世界地図から掲載洩れし、それに気付く人も少ないニュージーランドが2日、キャンペーン「Get New Zealand On The Map」を開始した(ニュースリリース、 プロモーション動画、 NZ Heraldの記事、 Mashableの記事)。 動画の登場人物は俳優のリス・ダービー(人)とニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相(人)。ニュージーランドが世界の地図から消えているというタレコミを受けたダービー氏は早速調査を開始し、世界中でニュージーランドを排除する巨大な陰謀が渦巻いていることを発見する。ダービー氏から報告を受けた首相はあまり真剣に受け止めていなかったが、やがて……、といった内容だ。キャンペーン公式ページではニュージーランドの掲載さ

    El_Fire
    El_Fire 2018/05/05
  • アフリカの砂漠にごみをまいて農地をつくる日本人 | スラド サイエンス

    西アフリカにある最貧国ニジェールで都市から出るゴミを集めて砂漠にまいて農地をつくる日人がいるという。その人物は京都大大学院アジア・アフリカ地域研究研究科の大山修一准教授で、彼は2000年から首都近郊の村でフィールドワークを続けている(朝日新聞)。 大山准教授の研究については国際協力機構ニジェール支所便り2017年10月号の記事が詳しいが、首都ニアメから出る生活ごみを砂漠に建設したサイトに運び込んでまくことにより、ゴミに含まれる有機物がシロアリのエサとなる。またゴミが雨水を含むことにより、地中にシロアリのコロニーが作られ、そのトンネルを通じて地中に雨水が浸透するようになる。強風で起きる砂嵐で地表面の砂が飛ばされることで砂漠化が進行するが、ゴミをまくことで飛砂を受け止め砂が堆積する効果もあるという。 なにより重要なのは都市ゴミの中に含まれている、都市生活者が利用した作物や有用植物の種子。ある

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    El_Fire 2018/03/05
  • 英国、衛星を使用しない測位システム「量子コンパス」を開発中 | スラド サイエンス

    軍事目的のために開発され、現在は腕時計やスマートフォンにも搭載されているGPS機能だが、水中での測位はできない。そのため、GPSを置き換えるものとして、イギリス国防省の防衛科学技術研究所(DSTL)が「Quantum Compass(量子コンパス)」を開発中とのこと(GPSDailyの記事、 Motor Authorityの記事、 ASCII.jpの記事、 家/.)。 量子コンパスは潜水艦内でGPSに代わるものとして開発されており、ボース=アインシュタイン凝縮を応用することで、人工衛星を使用せず地球の磁場や重力場の情報を取得して位置を特定できるという。既にシューボックス型で長さ1メートルの軍事用プロトタイプが完成しており、潜水艦や船舶だけでなく兵士も利用できるよう小型化に注力しているとのことだ。 GPSとは異なり測位に電波を使用しないことから、量子コンパスは妨害に強いというメリットもある

    El_Fire
    El_Fire 2014/05/25
  • 北大の研究者らが「STAP-2」の同定に成功 | スラド サイエンス

    北大および理研、慶応大、阪大の研究者らが、アレルギー応答を調節するマスト細胞内タンパク「STAP-2」の同定に成功したと発表した(The Journal of Immunology掲載論文、マイナビニュース)。 STAP-2(Signal-Transducing Adaptor Protein-2)は、アレルギー反応を発生させる働きを担う細胞「マスト細胞」において、アレルギー応答を抑制する働きをするとされるタンパク質。今回の研究結果ではSTAP-2が実際にこの働きを行っていることが示されたという。また、STAP-2を欠損させたマウスでは野生のマウスと比べ、アレルゲンを投与した際の反応がより大きく見られたことも確認されたそうだ。 なお、このところ話題になっているSTAP細胞とこのSTAP-2は一切関係ない。

    El_Fire
    El_Fire 2014/03/14
    超まぎらわしい・・・・・。
  • 3歳より前の記憶はいつ失われるのか | スラド サイエンス

    3歳より前の記憶まで遡れる人は少ないと言われているが、この3歳前の記憶というのはほぼ7歳あたりで思い出せなくなることが明らかになった(ScienceDaily)。 この研究では大人に子供の頃の記憶を辿らせるのではなく子供の自伝的記憶の形成およびその喪失の追跡を試みたとのことで、まず3歳児に最近あった出来事を話してもらい、それを5~9歳の時に再び思い出して話してもらうという追跡実験が行われた。 会話は例えば誕生日パーティや動物園へ行ったことなど最近経験した出来事についてであり、保護者にそれについて日常の会話と同じように質問してもらったとのこと。その際会話の主導権を子供に持たせた場合の方が成長しても記憶がより鮮明に残ることが分かったという。 これらの記憶を記録後、子供達を5つのグループに分けてそれぞれ5歳から9歳の間に1回だけこの出来事について再び尋ねたところ5~7歳の間はその出来事の63~7

  • インド軍、惑星を無人偵察機と間違える | スラド サイエンス

    インド軍は昨年8月から相次いで出現する2つの飛行物体を中国の無人偵察機とみて警戒を強めていたが、調査したところ木星と金星であることが判明したそうだ(The Telegraph Indiaの記事、 BBC Newsの記事、 家/.)。 謎の飛行物体が目撃されたのはカシミール地方の印中実効支配線の近くで、昨年8月から今年2月の間に329件報告されているという。中国側から実効支配線を越えたという報告も155件あり、2月になって軍がバンガロールのIndian Institute of Astrophysicsに調査を依頼したそうだ。しかし、天文学者らが観測したところ、最初に出現する物体は木星で、続いて出現する物体は金星であるとの結論に達したとのことだ。

  • 9年前に開発が中止された遺伝子組み換え小麦が米オレゴン州の農場で自生 | スラド サイエンス

    米オレゴン州の農場で、自生している遺伝子組み換え小麦が発見され、農林水産省はオレゴン州産が含まれる「ウエスタン・ホワイト」の輸入を当面停止することを明らかにした(毎日jpの記事、 MSN産経ニュースの記事、 NPRの記事、 家/.)。 発見された遺伝子組み換え小麦は米モンサント社がオレゴン州などで試験栽培していたもので、グリホサートを使用した除草剤に強い品種だという。ただし、開発は9年前に中止され、市場に出回ることはなかったという。遺伝子組み換えによるグリホサート耐性作物は大豆やトウモロコシなどが栽培されており、べても安全とされているが、どの程度遺伝子組み換え小麦が広がっているのか、栽培されている小麦に混ざっているのかなどについては不明だ。米国で生産される小麦の半数は輸出されているが、遺伝子組み換え作物の輸入を禁じている国も多く、今後の影響が懸念される。米農務省(USDA)ではモンサン

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