実験で、水分が残るロウソク立て(右)を使用したロウソクの芯が、火が付いたまま落下した(大阪府枚方寝屋川消防組合消防本部提供) ロウソク立てに水分が残った状態でロウソクを使用すると、ごくまれに、火が付いた芯がはじけ飛んで火災につながるケースがあることが、大阪府枚方寝屋川消防組合消防本部の実験でわかった。 同本部は市民に使い方の注意を呼びかけ、ロウソクメーカー各社も、実験結果を受けて商品に注意書きを添えるなどの対策を検討し始めた。 今年2月、枚方市内の民家で、居間の障子の一部が燃える火災が起きた。同本部の調査隊員が調べたところ、現場にはロウソク立てがあったが、障子からは24センチ離れ、倒れた形跡もないことから、ロウソクの火が直接障子に燃え移る状態には見えなかった。 住民が、「前日にロウソク立てを洗った」と話していたことから、同本部は、ロウソク立てに残った水分が影響した可能性もあると考え、実験を