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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (31)

  • 発見から“一周”年、海王星の歴史を振り返る

    「ボイジャー2号」が撮影した海王星。クリックで拡大(提供:NASA/JPL) 発見当時の惑星の位置。クリックで、1846年から2011年までの海王星の公転の様子を11年ごとにアニメーション表示。ステラナビゲータの星図をもとに作成 海王星発見の歴史は、1つ内側の天王星が発見された1781年まで遡れると言っても過言ではない。当時、惑星の太陽からの距離が水星から順に簡単な数列で表せるという「ティティウス・ボーデの法則」が注目を集めていて、天王星もこれに一致するため、次の惑星が存在すると信じる人は少なくなかった。実際には、これは偶然の産物に過ぎない。のちに海王星はこの法則に合わないこともわかったが、第8惑星探しの大きなきっかけとなったのは確かだ。 一方、表面的な数字をいじるのではなく、ニュートンが見つけた万有引力の法則に基づいて惑星の軌道を計算する「天体力学」の手法が、1800年前後に完成している

    Zarathustra1951-1967
    Zarathustra1951-1967 2011/07/13
    非常に充実した記事。アダムズ側には良い「星図」が無かったのか。
  • 惑星形成の現場? 円盤中の空隙に小さな天体を発見

    【2011年2月28日 ESO】 ヨーロッパ南天天文台(ESO)の観測により、原始惑星系円盤中のギャップ(空隙)に小さな天体が発見された。これは空隙を作った惑星か褐色矮星だと考えられ、惑星の形成過程の理解に大きな手がかりとなりそうだ。 中心星を取り巻く円盤をイメージした画像。クリックで拡大(提供:ヨーロッパ南天天文台(ESO)、以下同) カメレオン座T星の可視光写真。赤と青のフィルターを用いて撮影されたもの。中央のT-Chaと書かれた星がカメレオン座T星。クリックで拡大 マックスプランク研究所などの研究者からなる国際チームがヨーロッパ南天天文台(ESO)大型望遠鏡(VLT)を用いて、カメレオン座T星という若い星の原始惑星系円盤(注1)中の空隙に小さな天体があることを発見した。 原始惑星系円盤中のダストから惑星が形成されるまでの時間は非常に短く、この状態にある天体はなかなか見つけることができ

  • 銀河成長停止の原因? 中心核の大規模ジェットを初観測

    【2011年2月23日 Gemini Observatory】 中心に活発な銀河核を持ち、星を次々と生み出す遠方の銀河は、いつどのようにして成長を止めるのだろうか。その原因と目されるブラックホールからの大規模な物質放出を、ジェミニ天文台が初めてとらえた。 マルカリアン231の銀河核の想像図。この図は横から見ているが、実際には噴射方向に地球がある。上方、下方あわせて1年間で太陽400個分以上の物質を放出していると見積もられている。クリックで拡大(提供:Gemini Observatory/AURA, artwork by Lynette Cook) ジェミニ天文台の観測装置GMOSでとらえられた銀河中心部の中性ガスの速度分布。視線手前方向にジェットが噴射している。中心のブラックホール(黒い円)から右上方向に見える青〜紺色の部分が特に高速で噴射している部分。ブラックホール付近の赤い2の線は電

    Zarathustra1951-1967
    Zarathustra1951-1967 2011/02/24
    なんか凄そうだということは分かった。"毎秒1000kmのスピードで全方向に吹き出し、銀河核から8000光年以上にまで及ぶ大規模な中性ナトリウムガスのジェット" 全方向ってどんなメカニズム?
  • 若い星の円盤に惑星誕生の証拠 世界初の鮮明撮像

    【2011年2月18日 国立天文台】 すばる望遠鏡の最先端装置で観測された2つの原始惑星系円盤の画像から、中心星に近い領域の詳細な構造が初めて明らかにされた。惑星誕生によると思われる構造も見られ、惑星形成過程の理解への大きな一歩となりそうだ。 ぎょしゃ座AB星の原始惑星系円盤の近赤外線画像。光が弱い方から強い方へ順に、青、緑、黄、赤に着色されている。右上は、従来のコロナグラフで見えていた範囲。HiCIAOで撮影した左上の画像では中心星近くまで見えるようになっている。左下は拡大図。右下は説明をつけたもの。クリックで拡大(提供:国立天文台。以下同) リックカルシウム15星の円盤の近赤外線画像。3枚目模式図の円盤の黄色い部分が写っていると考えられる。クリックで拡大 リックカルシウム15星の円盤の模式図。海王星の公転軌道(半径約30天文単位)と大きさを比較できる。クリックで拡大 国立天文台などの研

  • 銀河の“黄金レシピ”、暗黒物質は太陽3000億個分

    【2011年2月17日 ESA】 赤外線天文衛星「ハーシェル」の観測データの分析から、爆発的な星形成を起こす銀河を作るのにちょうどよい暗黒物質の量は太陽質量の3000億倍であることがわかった。この数値により、銀河形成の理論モデルの精度がさらに高まることが期待される。 研究対象となったハーシェルの観測画像。「ロックマンホール」と呼ばれるおおぐま座の一角で、星間ガスが少なく天の川銀河の外をクリアに見通せる領域をとらえている。点の一つ一つが100〜120億光年先の銀河で、明るく白い箇所が星形成が活発な部分。クリックで拡大(提供:ESA & SPIRE consortium & HerMES consortium) 宇宙誕生から約30億年後の暗黒物質の分布のシミュレーション画像。初期宇宙の物質密度のむらからできた網の目構造が見られる。左は暗黒物質の粒子の分布図、中央は見え方を単純化したもの、右は銀

  • 赤外線で見る、北アメリカ星雲の幼い星々

    【2011年2月14日 NASA】 NASAのスピッツァー赤外線天文衛星による「北アメリカ星雲」の新画像が公開された。可視光とは異なる波長でとらえたこれらの画像は、星の前半生のさまざまな段階をとらえており、若い恒星の候補約2,000個の新たな発見にもつながっている。 北アメリカ星雲(NGC 7000)は、はくちょう座の方向約1,800光年先にある散光星雲で、北アメリカ大陸に形が似ていることからその名がつけられた。 空の条件のよいところでは肉眼でも、はくちょう座の1等星デネブの少し北西にかすかなシミのように見える。淡いので双眼鏡や望遠鏡では見づらくなるが、写真には赤い色で美しく写り、天体写真で人気の被写体だ。 また右側には、ペリカンを横から見た姿にたとえられる「ペリカン星雲」も見えている。 この同じ領域を、NASAの天文衛星スピッツァーが赤外線でとらえた画像を見てみよう。

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    Zarathustra1951-1967 2011/02/16
    リンク先のNASAのページにはもっとでかい画像もあります。きれい。
  • ブラックホール製 銀河のペアリング

    【2011年2月10日 Chandra X-ray Observatory】 ハッブル宇宙望遠鏡とチャンドラX線天文衛星のデータを合成した美しい銀河の画像が公開された。4億3000万光年かなたで起こる壮大な天体活動の様子をカラフルに伝えてくれている。 チャンドラとHSTがとらえた「Arp 147」を合成したもの。ピンクがチャンドラによるX線像、赤・青・緑がHSTによる可視光線像。右のリングの活発な星形成(青)と、その後のブラックホールの活動(ピンク)がうかがえる。クリックで拡大(提供:X-ray: NASA/CXC/MIT/S.Rappaport et al, Optical: NASA/STScI) くじら座の方向4億3000万光年先にある「Arp 147」(注1)は、渦巻銀河(画像右)と楕円銀河(同左)のペアだ。右の銀河の空洞は、左の銀河が突き抜けた跡とみられている(注2)。 画像は、

  • 宇宙最初の星は集団で形成された

    【2011年2月10日 McDonald Observatory】 これまで、宇宙初期の原始星は巨大なものが個々に誕生するとされてきたが、小さな星がグループで形成されるという新しいシミュレーション結果が発表された。 宇宙初期の原始星形成シミュレーション。クリックで拡大(提供:Clark, Glover, Smith, Greif, Klessen, Bromm (Univ. of Heidelberg, UT Austin); Texas Advanced Computing Center) 137億年前に宇宙が誕生して最初にできた星々は、巨大なものが1個ずつ形成されたと考えられてきた。だが、そういったものはむしろ例外的だとするシミュレーション結果が、独・ハイデルベルク大学のPaul Clark氏と米・テキサス大学オースティン校のVolker Bromm氏らの研究チームから発表された。 チ

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    Zarathustra1951-1967 2011/02/11
    "いくつかの原始星はお互いの衝突でグループからはじき飛ばされた可能性もある。そうだと…様々な大きさの星ができあがったと推測され、質量の小さいものは宇宙初期に誕生して今なお輝き続けているかもしれない"!!!
  • 老いた巨星をとりまく円盤は伴星の存在が原因か

    【2011年2月1日 ESO/MPIfR】 超巨星をとりまく円盤内部の物質の回転運動が、ESOのVLT干渉計により初めて詳細にとらえられた。老いた星には珍しい円盤の起源がまた一つ明らかになりそうだ。 恒星HD 62623と、それをとりまく内側のガスの円盤(カラー)と外側のちりの円盤。青は地球方向に近づく物質、赤は遠ざかる物質を表す。クリックで拡大(提供:ESO/F. Millour) とも座の4等星HD 62623は、一生の終わりをむかえつつある星としては珍しく、ガスとちりの円盤を持つ超巨星だ。通常、老いた星は周りの物質を吹き飛ばしてしまい若い星に見られるような円盤が形成されることはないと考えられるため、この円盤の起源は謎とされてきた。 仏・コート・ダジュール天文台のFlorentin Millour氏らのチームは、南米チリ・パラナル天文台の大型望遠鏡(VLT)干渉計と合成装置AMBERを

    Zarathustra1951-1967
    Zarathustra1951-1967 2011/02/01
    タイトルは「巨星」でなく「超巨星」にすべき。それも明るい方: A3Ia. 記事中のリンクの最後が論文要旨でそこから全文PDFへリンク。 連星だと質量計算できるから重要かな(15-20太陽質量って予想より少なめ?)
  • 史上最遠、132億光年かなた?の銀河を発見

    【2011年1月27日 firstgalaxies】 ハッブル望遠鏡のデータから、観測史上最遠となる132億光年かなたに存在するとみられる銀河が見つかった。宇宙誕生から5、6億年後の銀河での星生成の加速も示されており、いよいよ銀河形成の初期にせまりつつあることを予感させる。 132億光年かなたとみられる銀河「UDFj-39546284」。クリックで、周辺領域からの拡大画像を表示(提供:G. Illingworth (University of California, Santa Cruz), R. Bouwens (University of California, Santa Cruz, and Leiden University), and the HUDF09 Team) Garth Illingworth氏(米・カリフォルニア大学サンタクルス校)らの研究チームが、132億光年先に存

    Zarathustra1951-1967
    Zarathustra1951-1967 2011/01/27
    z~10. "小型の銀河で、天の川銀河の100分の1ほど", "この銀河と約1億7000万年後の銀河を比較すると、銀河内部で星が作られるスピードが10倍にまで加速していることもわかった"
  • はと座に珍しいX線新星を発見 「きぼう」の観測装置「MAXI」

    【2011年1月21日 MAXIサイエンスニュース】 1月11日、国際宇宙ステーションの「きぼう」日実験棟に設置されているX線監視装置「MAXI」が、はと座の方向にX線新星を発見した。同種の天体に比べ軟X線が強く、未知の種類の天体であることが期待される。 1月11日午後6時21分(日時間)、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日実験棟に搭載された全天X線監視装置「MAXI」の新星警報システムが、はと座の方向にX線新星を検知した。この天体は、NASAのガンマ線観測衛星「スウィフト」の小型X線望遠鏡による追跡観測により確認された。 このX線新星「MAXI J0556-332」は天の川からやや離れたところにあるが、天の川銀河に属する天体のようだ。波長が短くエネルギーの強い「硬X線」が検出されるこれまでのX線新星と比較して、エネルギーの弱い「軟X線」がきわめて強く、その珍しさに世界の天

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    Zarathustra1951-1967 2011/01/24
    リンク先 http://kibo.jaxa.jp/experiment/ef/pdf/maxi_science_news_027.pdf の"MAXI-Swift の連携(MAXIサイエンスニュースNo.008)が実ってきました" 科学報道でも国粋主義的な傾向見られるから、こういうの重要。
  • 宇宙のものさしはあてにならない? ケフェイド変光星の物質放出の証拠

    【2011年1月20日 NASA JPL】 アメリカの研究チームの調査により、天体の距離を測る基準になる「ケフェウス座δ型変光星」が大量の物質を恒星風として放出しているという直接的な裏付けが初めて得られた。天体の明るさにも影響するという物質放出のメカニズムを明らかにすることで、より正確な測距が期待される。 スピッツァーでとらえたケフェウス座δ星とその物質放出のようす。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/Iowa State) ケフェウス座δ星(3.5等級)の位置。1月の夜8時ごろ、北西方向に見える。星図はステラナビゲータで作成。クリックで拡大 米・アイオワ州立大学のMassimo Marengo氏らの研究チームが、赤外線宇宙望遠鏡スピッツァーを使用してケフェウス座δ(デルタ)星の観測を行ったところ、太陽風の100万倍もの勢いで物質を放出し、縮んでいることが示された。 ケ

    Zarathustra1951-1967
    Zarathustra1951-1967 2011/01/20
    "自身が放出する物質に覆われて星の明るさが影響されるという可能性" 近傍のセファイドは年周視差直接観測できると思うけどそれとの関係は?
  • 活動銀河の中心核が光るわけは? 有力説に反論

    【2011年1月6日 Hubble Space Telescope】 ドイツの研究機関を中心としたチームが、活動銀河核の発生メカニズムについて現在有力とされる「銀河同士の衝突による活発化」説に異を唱える研究結果を発表した。10人の「銀河鑑定人」達の画像判定によるものだ。 調査対象となった銀河は、ろくぶんぎ座のサーベイ観測画像からピックアップされた。「衝突銀河」とそうでない銀河、見分けられますか? 答えはクリックで拡大(提供:NASA, ESA, M. Cisternas (Max-Planck Institute for Astronomy)) 活動銀河核(AGN)とは、銀河の中心にある巨大ブラックホールが物質を激しく吸い込むことにより、その付近からエネルギーが放出されて明るく光る天体のことだ。その発生機構について現在有力視されているのが、「銀河同士の衝突により銀河内のガスがかき混ぜられて

    Zarathustra1951-1967
    Zarathustra1951-1967 2011/01/07
    面白そう。リンクされてる元論文(全文): http://www.spacetelescope.org/static/archives/releases/science_papers/heic1101.pdf . 10人の「鑑定人」の鑑定(Table 1) 割と一致していると言うべきなのか??
  • 楕円銀河に隠れていた大量の赤色矮星

    楕円銀河に隠れていた大量の赤色矮星 【2010年12月7日 CfA/W. M. Keck Observatory】 地球から5000万〜3億光年の距離にある複数の楕円銀河の観測から、これまで考えられていたよりはるかに多くの赤色矮星の存在を示す観測成果が得られた。どうやら楕円銀河には、従来考えられてきた数の5倍〜10倍もの星が存在し、さらに宇宙全体の星の数も、これまでより3倍ほど多いということになりそうだ。 宇宙においてもっとも大きな銀河は楕円銀河である。わたしたちの天の川銀河に存在する星の数は4000億個ほどだが、これまでの観測や研究などから、最大級の楕円銀河には1兆個もの星が存在するとされている。 最新の研究によって、楕円銀河には従来考えられてきた数の5倍〜10倍もの星が存在することが示された。この宇宙に存在する星の数自体も、これまでより3倍ほど多いことになる。 米・エール大学のPiet

    Zarathustra1951-1967
    Zarathustra1951-1967 2010/12/07
    "どうやら楕円銀河には、従来考えられてきた数の5倍~10倍もの星が存在". あっさり書いてあるが割とおおごとじゃないか? "銀河内に存在するダークマターの質量が従来の計測に比べて実際には少ないかもしれない"
  • すばる望遠鏡、銀河団に広がる電離水素ガス雲を多数発見

    すばる望遠鏡、銀河団に広がる電離水素ガス雲を多数発見 【2010年11月12日 すばる望遠鏡】 すばる望遠鏡がかみのけ座銀河団を観測し、銀河14個が電離水素ガス雲をともなっていることを明らかにした。1つの銀河団からこれほど多くの電離水素ガス雲を伴った銀河が発見されたのは初めてのことだ。さらに銀河の性質や空間および速度分布などもわかり、銀河団における銀河の進化の現場をとらえた重要な成果となった。 かみのけ座銀河団の中の銀河から流れ出す電離水素ガス。青(Bバンド)、緑(Rバンド)、赤(Hαバンド)でカラー合成し、Hαだけで光っている部分は真っ赤に見えている。クリックで拡大(提供:すばる望遠鏡、国立天文台、以下同じ) Hαバンドの画像からRバンドの画像を差し引いた画像。白い部分(緑の線で囲まれた部分)が電離水素ガスの放射の強いところ。赤い線で囲まれているのが親銀河の中心付近の明るい部分。クリック

    Zarathustra1951-1967
    Zarathustra1951-1967 2010/11/14
    "親銀河…銀河団に取り込まれ、その際に…潮汐力ではがされたのではないか", "銀河からはがされたガスがどのように電離してHα輝線で光り続けているのか…まだわかっていない"
  • 大型望遠鏡VLTが131億光年かなたの銀河を確認

    大型望遠鏡VLTが131億光年かなたの銀河を確認 【2010年10月27日 ESO】 ヨーロッパ南天天文台(ESO)の大型望遠鏡(VLT)による観測で、はるかかなたに存在する銀河「UDFy-38135539」までの距離が明らかになり、これまでに分光観測によって距離が計測された中ではもっとも遠い131億光年かなた、つまり宇宙がたった6億歳程度だったころの銀河であることがわかった。 再電離時代の銀河のシミュレーション画像(電離化した領域は青っぽい半透明、電離化最中の領域は赤と白、中間の領域は暗く半透明で示されている)。クリックで拡大(提供:M. Alvarez), R. Kaehler, and T. Abel) 2009年に撮影された「ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールド」と呼ばれる領域の赤外線画像(左側の赤丸が「UDFy-38135539」)。クリックで拡大(提供:NASA, ESA,

    Zarathustra1951-1967
    Zarathustra1951-1967 2010/10/28
    z=8.6 ! "今回の発見で注目すべきは、UDFy-38135539が放つ光だけでは水素の霧を晴らすにはじゅうぶんではなかったらしいという点だ。「…近くに別の銀河が複数存在しているに違いありません。…」"
  • ガス惑星になぞの高温領域

    ガス惑星になぞの高温領域 【2010年10月22日 JPL】 アンドロメダ座υ(ウプシロン)星のまわりを回るガス惑星の観測で、惑星の表面のもっとも熱い領域が、予測から80度もずれていることが明らかになった。その理由についてはいくつか仮説があげられているが、まだはっきりとわかっておらず、同様の天体のさらなる観測が必要とされている。 地球から約44光年の距離にあるアンドロメダ座υ星のまわりを回る惑星b(υ And b)は、木星のような高温のガス惑星(ホットジュピター)である。その公転軌道は中心星にひじょうに近く、中心星に対していつも同じ面を向けて回っている。 この場合、惑星面でもっとも高温となるのは、中心星からの光をまともに受ける領域であるはずだ。しかし、NASAの赤外線観測衛星スピッツァーによる以前の観測によって、もっとも高温となる領域が、来予測される場所から最大で30度ほどずれている可能

    Zarathustra1951-1967
    Zarathustra1951-1967 2010/10/23
    "赤外線の目で……中心星からの光に混ざったかすかな惑星の光をより分けて、軌道上を移動しながら地球に向かって放射される赤外線量の変化を検出"して惑星の中でどこが一番高温かを明らかにする。魔術としか思えん。
  • 70億光年かなたに太陽質量の800兆倍、最大級クラスの銀河団

    70億光年かなたに太陽質量の800兆倍、最大級クラスの銀河団 【2010年10月19日 CfA】 地球から約70億光年の距離に太陽800兆個分の質量を持つ巨大銀河団が発見された。70億光年先ということは、70億年前の姿を見ているのと同じである。この銀河団の現在の姿を見ることができれば、進化した銀河団はかみのけ座銀河団の4倍ほどの大きさになり、宇宙でも最大級銀河団の1つであるはずだという。 約70億光年の距離に発見された巨大銀河団(黄色の丸:年老いた星の集まりである楕円銀河、青色の丸:若い星の存在する渦巻銀河)。クリックで拡大(撮影:Infrared Image: NASA/JPL-Caltech/M. Brodwin (Harvard-Smithsonian CfA) Optical Image: CTIO Blanco 4-m telescope/J. Mohr (LMU Munich)

    Zarathustra1951-1967
    Zarathustra1951-1967 2010/10/21
    がか座。ドラゴンボールみたいに、次々とすごいのがでてくる。
  • 天の川銀河に新たに多くの星形成領域を発見

    天の川銀河に新たに多くの星形成領域を発見 【2010年6月1日 NASA/NRAO】 NASAの赤外線天文衛星スピッツァーとNSFのVLA(超大型干渉電波望遠鏡)による天の川銀河のサーベイによって、これまで未発見だった星形成領域が多数発見され、そのうち25箇所は銀河系の中心から遠く離れた場所に存在していることが明らかになった。 大航海時代の人々が新大陸発見とともに地図を作成したように、わたしたちの天の川銀河の構造も明らかになりつつあり、研究者はその地図作りを進めている。 天の川銀河の腕を描いた最新のイラスト(右図)には、複数ある天の川銀河の腕のうち、もっとも目立つ2の腕(たて座-ケンタウルス腕とペルセウス腕)が見えており、これらの腕では若い星や年老いた星がひしめいている。また、2つの腕は、銀河系の中心にある棒状構造の端とつながっている。一方、その間にあるかすかな2の腕(じょうぎ座腕とい

  • 100億年前の銀河分布に見る銀河形成の歴史

    100億年前の銀河分布に見る銀河形成の歴史 【2010年6月2日 NASA Herschel Science Center (1) / (2)】 ESAの赤外線天文衛星「ハーシェル」による、100億〜120億光年かなたの銀河分布をとらえた画像が公開された。広範な銀河の分布を見ることで、遠方にある宇宙初期の活発な銀河の謎が解き明かされ、当時の銀河の形成進化の過程を知る大きな手がかりが得られる。 ハーシェルのスペクトル測光撮像器「SPIRE」でとらえた擬似カラー画像。白く明るい部分は星が活発に作られているところ。赤い部分は比較的遠方、あるいは低温の部分をしめす。クリックで拡大(提供:ESA/SPIRE Consortium/HerMES consortia) ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の赤外線天文衛星「ハーシェル」のスペクトル測光撮像器「SPIRE」が遠赤外線観測により撮影した、100億〜1

    Zarathustra1951-1967
    Zarathustra1951-1967 2010/06/02
    "当時の宇宙は現在よりも銀河同士が密集していたために銀河同士の接近がひんぱんに起き、それによりガスやちりがかき混ぜられてさかんに星が作られた、そのような銀河が明るい赤外線銀河として観測されていた"