「いい大学」から「非生産部門」に行ってしまう若者たち 木下 地域活性化に取り組んでいると、まわりでも「公務員になりたい」という学生が増えていると感じます。でも彼らには、「今後はいちばん過酷な職場になると思うよ」と話しています。自助努力では売上げが立てられない組織で、やることは山ほど増加し、さらに公共という立場はきわめて皆の要求に応えることが求められる。しかしながら、あまりそういう社会全体の課題と、行政という組織が持つ課題と、個人の仕事との一体的理解はあまりないんですよね。これは大組織はどこもそうかもしれませんが、寄らば大樹の陰。そういうところに滑り込めば、あとは「食いっぱぐれがない」ってみんなから言われているみたいですね。 久松 親もそう言うだろうしねえ。 木下 僕には進学や、自分の仕事の選択について「親に相談する」なんていう発想がなかったので、そこがあまり理解できないのですが、素直な子ほ
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