[ワシントン 22日 ロイター] 「水」が20世紀における石油と同様に希少価値の高い商品と化しつつあり、気候変動が世界規模の問題となる現代、飲料水の確保が石油資源の管理と同様に政治的な力となるのだろうか。安全な水が希少であるこの時代に、水は果たして金を生むビジネスとなり得るのか。 今月22日までトルコのイスタンブールで開催された「第5回世界水フォーラム」を見守った環境活動家に言わせると、その答えは「イエス」だ。 世界水フォーラムでは、安全な飲料水を「人間の絶対的必需品」だと形容。事実、人間が食べ物無しに生存できるのは最長で30日間程度だが、水無しで生存可能なのは最長7日間ほどだ。 地球上では現在10億人以上が安全な飲料水へのアクセスを持たず、約25億人が公衆衛生に必要な水を手に入れらない。全疾病の80%は不衛生な水が媒介する。 皮肉なことに、宇宙から見た地球は青い。これは地球の表面の大部分