高速道路料金値下げでにぎわう中国自動車道加西サービスエリアの店内。各地で利益還元セールも実施中=22日午後、加西市畑町(撮影・大森 武) 高速道路料金の「休日千円」が始まって以降、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)で、飲食物などの売り上げが急速に伸びている。4〜7月、西日本エリアでは対前年比116・2%、約47億円増えた。テナント側は「多額の税金が投じられた中、もうかりすぎでは批判が高まる」と警戒。商品の割引セールに取り組んでいる。道路会社側も、トイレ改修などハード整備を通じ、利益還元を図るという。 「300円のアイスを家族6人で一つずつ。交通費が浮いた分、ちょっとしたごちそうです」 22日夕、朝来市の祖父母宅から帰宅途中、中国自動車道加西SAに立ち寄った大阪市淀川区の男性(30)。休日に高速道路を使う回数が増え、SAでの夕食も「しょっちゅう」という。 加西SA(上り)は、5