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ヴィアンと本に関するamanoiwatoのブックマーク (2)

  • 『北京の秋  ボリス・ヴィアン』

    青子の棚「すぐれた作家は、高いところに小さな窓をもつその世界をわたしたちが覗きみることができるように、物語を書いてくれる。そういう作品は読者が背伸びしつつ中を覗くことを可能にしてくれる椅子のようなものだ。」  藤和子 ☆椅子にのぼって世界を覗こう。 たった一つのホテルしかない砂漠の地・エクゾポタミーに鉄道を敷設するために、技術者・秘書・工夫とその子供たち・医師が派遣される。そして、偶然ともいえる殺人を犯してしまったため世捨て人となった男も。既にエクゾポタミーで暮らす考古学者や神父やホテルのオーナーたちと繰り広げられる不思議な交流を軸にして鉄道工事は着々と進められる。しかし、鉄道はホテルの真ん中を通るべく計画され‥‥。 読んでいて思い浮かべたのは、映画「アメリ」の映像です。 偶然の悪戯でエクゾポタミーへと辿り付く人々のそれぞれのエピソードがまずヴィアン風で奇妙な物語。 アマディス・デュデ

    『北京の秋  ボリス・ヴィアン』
  • ボリス ヴィアン 『心臓抜き』 | 土偶StaticRoute

    以前同作家の『日々の泡』を読んだけど、その時は「シュールで耽美で何ともいえん世界」という感じでそれほどのインパクトは無かったような気がする。 でも読んでだいぶ時間がたってもクロエの肺の中に睡蓮が咲くという奇病とか「貧乏人のとむらい」とかの彼の描くモチーフがずっと印象に残ったままどんどん大きくなるような感じで、どうやら私はこの作家が好きらしいという事に気付いた。 そう言うわけもあり、ボリス・ヴィアン『心臓抜き』を読了。やっぱり私はこの世界が大好きなようだ。 今から50年ほど前のやけど、全然そんな感じがせん。 彼の描く歎美な世界は一見、稲垣足穂に似たような感じがするけど、稲垣足穂が無機的で宇宙的で透明な感覚であるとすると、ボリス・ヴィアンは有機的で生物的でカラフルな雰囲気がするのだ。 例のごとくストーリーはあって無いようなものやけど、生まれた時から空白のままの成人で、他人の欲望で自分の空白を

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