2005年頃から日本でも使われるようになった「ライフハック」という言葉。これは、効率よく仕事をこなし、高い生産性を上げるための工夫のこと。ライフ、すなわち人生をより豊かにするための解決法のことです。 事業や商品開発のコンサルティング会社を運営する、原尻淳一、小山龍介の両氏は、最新刊『IDEA HACKS!2.0』の中で、知的生産性を飛躍的にアップさせる具体的な方法をいくつも紹介しています。そのなかで、アイデアを劇的なスピードでアウトプットする方法として「プライベート・ライティング」を掲げています。 これは、とにかく思いついたことを書きだすというもの。たとえば、「おなかがすいたな」と思ったら、それが仕事と関係なくても、「おなかがすいたな」と書くのだそうです。そうやって、手と脳を直結させてアウトプットしていくと、「そのうち、頭で考えたことがそのまま手に伝わっていくような感覚になる」と小山氏。