めちゃめちゃ面白い「あまちゃん」のあとに、めちゃ暗い「まれ」を観るのは、ほんとにしんどい。 なんでこんな嫌な思いをしてまで観なければならないのか、それはまぁ、自分のせいだけど、それでも、すごく腹が立つ。 「まれ」が暗い理由は、毎週、地雷のように脚本家が「不幸」を仕掛けているからだ。 一つの地雷が爆発し、誰かが負傷する(不幸に陥る)、で、なんとか切り抜け、やっと平穏が来たとおもったら、また次の地雷を誰かが踏み、爆発する。 毎週、これでもかこれでもかと不幸を爆発させてくる。 それが「物語」のつもりでいる。 「まれ」には一貫した物語性がないので、地雷のように唐突に爆発させ、不幸を生み出すしかないのだ。 今回は、まれの父親の「失踪」。 理由は自分が経営していた会社を倒産させたことで、元従業員からなじられたこと。 でも、なじられても仕方ない。元従業員を路頭に迷わせたのに、能天気に次の「金儲け」を夢想