原作のラストは ポワロはシェパードに推理を披露した後、「例えば睡眠薬の飲みすぎなどはどうでしょう?お姉さんを助けるためにあなたに逃げ道を提供します」と言います。 シェパードはポワロなら全てうまく事を運んでくれると理解し、手記を書き上げると自ら命を断ちます。 狙いは、金持ちの息子が釈放される事と、事故死として処理されることにより姉に弟の殺人を事実として受け入れさせない為です。 それが手記の最後の部分。 ポワロはシェパードの姉と親しくしていましたし、シェパードもかつてのヘイスティングスという相棒のように感じる瞬間がありました。 ポワロは親しい夫人と友人、どちらも救うための手段として、友人が自ら命を断つしかないと分かっていました。しかし友人に死ねと言うのは非常につらい決断であったはず。だからこそのあの表情。 原作のラスト、ポワロがシェパードに自殺を勧めるというラストは、かなり衝撃的でしたので、ド