日本および東アジアの歴史研究者 Nick Kapur 氏が解説付きでTwitterでシェアした江戸時代末期、文久1(1861)年の日本で制作された「童絵解万国噺」。挿絵に純日本風で描かれたアメリカの偉人や妖怪変化が登場するアメリカの建国史は非常に興味深く見応があります。 「童絵解万国噺(おさなえときばんこくばなし)」は、文章を戯作者・仮名垣魯文、絵を浮世絵師・歌川芳虎で制作された、当時の日本人にわかりやすくアメリカの建国史を描いた本。 京都外国語大学図書館(童絵解万国噺)によるあらすじ スペイン王イサベラにコロン(閤龍)が請願して新大陸を発見したことに始まり、やがて英国が統治して苛政を行なったが、ワシントンがあらわれて独立を達成し建国を果たした経過を、幾人かの架空人物や妖怪等を登場させて、興味深く構成している。 1. 弓と矢を持ったジョージワ・シントン(米初代大統領)とアメリカの女神 2.