オレンジ文庫の「お坊さんとお茶を」(作者:新堂樹)を読みましての続き。 本の何に対してお金を払っているか。 食卓に上がった食事がどうやってできたか、考えた上で感謝して食事を口にしましょう、という、禅に限らず一般道徳的にも、日本全国のご飯の作り手に対して皆が抱かねばならない有難いお言葉です。食事は魔法のようにぽんっとどこからか出てくるものじゃなくて、その工程工程を誰かが担って食卓に上がってる、という。 「五観の偈」の第一、”功の多少を計り彼の来所を量る”についてまだ考えています。これってきっと本のことだけじゃないよなと。 卑近な例でいえば、先月振り込まれた給料。これは自分の何の実績や貢献に対して支払われたものか、とか。あとは冬の間にたるんだ気がする二の腕。これは自分のどういう怠慢がもたらしたものか、とか(ひぃ!!) 結果を因数分解して、それぞれの要素について思考することを意識できれば、今まで