何かと混合されがちなデザインとアート。両方のアウトプットがビジュアルになりがちなことや、日本の場合だと、美大出身のデザイナーも多いことから、この二つの領域が混ざっているケースが結構多い。 しかし、実際の現場の仕事内容はかなり異なる。デザインとアートの違いは、それぞれ一言で表現するとわかりやすい。 デザインとは“与えられた制限内でユーザー視点に立ち、最大の結果を出すためのプロセス” アートとは“できるだけ制限を排除し、受け取る者にインパクトを与えるための自己表現” このように、アートとデザインは対極にあるぐらい異なるのであるが、両方とも同じ“何かを作りだす”ということから、混合するケースが後を絶たない。自己表現と問題解決、ビジュアルというメソッドが同じでも、その目的は大きく異なる。 >>デザインとアートの違い: 問題解決と自己表現 説明が求められるのがデザイン、自由な解釈ができるのがアート