大英帝国のもうひとつの側面が描かれる。アラン・ムーア『フロム・ヘル』、このエントリを読んで認識の差が非常に面白いと思いました。(作品『フロム・ヘル』の評価は参照先URLにてどうぞ。自分はジョニー・デップ主演の映画版がトラウマになって読んでいませんが、その原作コミックスは素晴らしい作品と高い評価を受けています) 「もうひとつの」という表現を自分は「メインストリームに対して、他の視点がある」との意味で使っていますが、自分にとっての「メインストリームであるヴィクトリア朝・大英帝国認識」は『フロム・ヘル』に登場するような、階級社会・労働者階級の貧しさが目立つ世界観です。 『シャーロック・ホームズ』や『切り裂きジャック』『吸血鬼ドラキュラ』『フランケンシュタイン』(追記:ヴィクトリア朝以前でした)といった犯罪やゴシックな題材の小説や、マルクスやエンゲルスの描きだす労働者の生活、都市のスラム化、そして
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