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俳句に関するamenomorinoのブックマーク (15)

  • 俳句の本を読む:「八十八句」丸谷才一 - 何かのヒント

    「八十八句」は丸谷才一の句集である。 しかしこのは非売品で、全集の初回配分の特典になっていたもの(注:後に「七十句」と合わせて文庫化された)。 七十句/八十八句 (講談社文芸文庫) 作者: 丸谷才一 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/11/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 私は全集を買った訳ではなくて、たまたま図書館にあったので借りて読んだ。 中身は題名の通り「八十八句」からなるかというとそうではなくて、実際は百四句ある。 今度『七十句』 以後の作をまとめて出してもらふことにしたが、句数は題と揃へてあるわけではない。いい加減である。これも俳味と受取つてもらへると嬉しい。 とあとがきに記されている。 「春」「夏」「秋」「冬」「新年」と分かれているので、順番に何句か紹介してみたい。 まずは「春」。 生きたしと一瞬おもふ春燈下 この句には添え書きがあって「金沢

    俳句の本を読む:「八十八句」丸谷才一 - 何かのヒント
  • 俳句の本を読む:「古句を観る」柴田宵曲 - 何かのヒント

    俳句が数々ある中で、これまでに私が読んだはせいぜい数十冊にすぎない。 その数十冊の中で何の留保も条件もつけずに☆5つと言えるは二冊しかなくて、そのうちの一冊が書である。 ところがこのの紹介は妙に難しい。 良いならその良い点をただ素直に挙げていけば済む話だが、このはどの部分を紹介すればいいのかを考えながら読んでいるうちに、またじっと読みふけってしまう。 書いてある内容を熟知していても、また読み返したくなる。 古句を観る (岩波文庫) 作者: 柴田宵曲 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1985/10/16 メディア: 文庫 クリック: 4回 この商品を含むブログ (3件) を見る 柴田宵曲の文章には人心を穏やかにさせる性質があって「このは凄い!ぜひ読むべき!」といった興奮型の書評や感想を書く場合の心理とは真逆の方向へと心を持っていかれる。 むしろ日頃のザワザワ、そわそ

    俳句の本を読む:「古句を観る」柴田宵曲 - 何かのヒント
    amenomorino
    amenomorino 2015/05/19
    俳句じゃない本も読んでみたい。
  • 〔俳句関連書を読む〕中村裕『疾走する俳句 白泉句集を読む』 猫髭

  • 俳句の本を読む:「俳句 四合目からの出発」 - 何かのヒント

    大抵のは一読した直後におよその印象や評価が定まって、それ以降ほぼ動かない。だから再読して評価が上がったりすると、それがかなりの名作であると実感できる。 このはかれこれ二十年以上も手許にあって時々読み返しているが、印象も評価もその時その時で上下動しているという珍しいである。ひと言では言い難いものがあるので、今回はその印象の推移を順番に追ってみたい。 1.星新一「きまぐれ博物誌」 きっかけは中一の頃で、星新一のエッセー集「きまぐれ博物誌」に収録されている書評でこのを知った。当時の私はまだ純朴であったため、というものは真面目な人が真面目な内容を真面目に書くものだと固く信じていた。 きまぐれ博物誌 (角川文庫) 作者: 星新一 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング) 発売日: 2012/12/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る ところが星新

    俳句の本を読む:「俳句 四合目からの出発」 - 何かのヒント
  • 俳句の本を読む:「金子兜太の俳句入門」金子兜太 - 何かのヒント

    俳句関連のを大別すると、「句集」「鑑賞・批評」「アンソロジー」「入門書」「歳時記」の5つくらいに分けられる。 そのうち明らかに多そうなのが入門書で、おそらく売り上げ全体の半分近くは入門書によるものではないかと思う。 このは新聞の連載をまとめたというだけあって、初歩的な段階から小項目ごとに平易な説明が並び、ですます調で分かりやすい。 金子兜太の俳句入門 (角川ソフィア文庫) 作者: 金子兜太 出版社/メーカー: 角川学芸出版 発売日: 2012/05/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る しかし平易すぎて、大人の目で読んで感心するようなことはほとんど書かれていない。また、何かにつけて中学生や高校生の句を例として挙げて、いちいち「〇〇高校の〇〇△△君の作」と書くのには閉口する。 そういう訳で、できるだけ初歩的な段階から、理解しやすい入門書を読みたいという人には向いているが、

    俳句の本を読む:「金子兜太の俳句入門」金子兜太 - 何かのヒント
    amenomorino
    amenomorino 2015/04/21
    "できるだけ初歩的な段階から、理解しやすい入門書"/この間買った本でした。読むの楽しみ。
  • 俳句の本を読む:「私の好きなこの一句 現役俳人の投票による上位340作品」柳川彰治 - 何かのヒント

    俳句を何冊か続けて読んだので、その感想を書いてみたい。 お勧め度は星5つを最高として、 ☆5つ→大いにお勧め、買ってでも読むべき ☆4つ→良書、お勧めできる ☆3つ→ごくごく平均的な ☆2つ→やや難あり~欠点の目立つ ☆1つ→駄、買っても読んでもいけないレベル としておく。 一冊目は投票によって俳句を下位から順番に並べて、コメントつきで紹介しているである。こういうコンセプトの「映画ベスト100」とか「名盤100選」といった企画はよくある。俳句でその手のがあるとはやや意外で、冒頭に上位の句を予想する記入欄まで用意されている。 読み始めると、最初は同率(一票)で529位の作品が並んでいてやや退屈だがハッとなるような句もチラホラある。次第に上位の作品が出てくると知っている句が増えてきて、気分的に盛り上がる。投票した人のコメントも面白い。 また、構成的に途中で読むのをやめる気にはな

    俳句の本を読む:「私の好きなこの一句 現役俳人の投票による上位340作品」柳川彰治 - 何かのヒント
  • 「俳句」に一歩近づこう/十亀わら×荒井裕樹 - SYNODOS

    小さい頃から慣れ親しんでいるにもかかわらず、めったに語り合うことのない「近くて遠い芸術」俳句。荒井裕樹さん(障害者文化論)が、さまざまな分野の表現者と語り合う連続対談企画、第7弾の対談相手は俳人の十亀わらさん。作品を介して、みんなと語り合うことのできる「孤独」とはほど遠い俳句の奥深さについて語り合っていただきました。(構成/金子昂) 荒井 俳句って「近くて遠い芸術」ですよね。とても馴染みやすい表現方法でありながら、妙に敷居が高いところもある。俳句人口ってものすごく多いはずなのに、普段の生活で俳句の話をすることはめったにない。そんな「近くて遠い芸術」について知りたいと思って、今回は十亀わらさんにお声かけしました。 十亀さんは、俳句をなさる以前は詩を書かれていたようですね。「詩のボクシング」でもご活躍されていたとか。意識的に詩を書くようになったのはいつ頃からですか? 十亀 十代の頃です。人にう

    「俳句」に一歩近づこう/十亀わら×荒井裕樹 - SYNODOS
  • 子規ぽよ 15〈葡萄酒〉 - chill poyo

    amenomorino
    amenomorino 2015/04/06
    蜂印ぶどう酒飲んでみたひ。
  • 子規ぽよ 13〈花見〉 - chill and poyo

  • 書くことあり日記:嬉しいな俳句 - 何かのヒント

    有名な俳句の数々は、強引に上5を「嬉しいな」にしてもそれなりに意味が通じるのではないか? と思ったので、早速やってみた。 嬉しいな 力満ちゆき ばったとぶ 嬉しいな 月は東に 日は西に 嬉しいな 蛙飛び込む 水の音 嬉しいな 岩にしみ入る 蝉の声 嬉しいな 童たのしも 夏氷 嬉しいな 昼の蚊をはく 木魚かな 嬉しいな 池をめぐりて 夜もすがら 嬉しいな 畳の上に 松の影 嬉しいな 鐘が鳴るなり 法隆寺 嬉しいな ガバリと寒い 海がある 嬉しいな 奈良には古き 仏たち 嬉しいな 落ち葉をいそぐ 牧の木々 嬉しいな 秋の風鈴 鳴りにけり 嬉しいな 夢は枯れ野を かけめぐる 嬉しいな 大根で道を 教えけり 嬉しいな はえが手をする 足をする 嬉しいな 星のおしゃべり ぺちゃくちゃと いずれも小学生が作ったかのように天真爛漫である(時々、季語が抜けている点も)。 皆さんも気持ちが沈んだ時には「嬉し

    書くことあり日記:嬉しいな俳句 - 何かのヒント
    amenomorino
    amenomorino 2015/03/15
    楽しくなりました。
  • さりとて急ぐこともなし - 読んだり、食べたり、あきらめたり

    春泥にさりとて急ぐこともなし   草野駝王 にじ子(id:amenomorino)さんの今日のブログタイトルを見て思い出した俳句。 好きな句です。 春の雨が降った後、道を歩いていたら泥に足をとられて、ゆっくりとしか歩けない……でも、別に急ぐ用事があるわけじゃないし、いいよねー。ゆっくり行くかぁー。 という、そういう場面を思い浮かべます。 春の雨上がりのぽかぽかとした長閑な散歩風景だけでなく、人生にもこういう時があります。 病気で体が思うように動かなかったり、身内の世話などで、時間的に余裕が無くて動けなかったり。 足をとられる春泥は、人生の中に色々あって、動けない自分、ゆっくりとしか進めない自分を、まぁ、これも私、これも自分の人生かと認められると、いいなーと思います。 なんて、たった17文字で、ここまで想像させるこの句はすごいです。 作った草野駝王も、すごいです。 そして、「いいなー」とか、

    さりとて急ぐこともなし - 読んだり、食べたり、あきらめたり
    amenomorino
    amenomorino 2015/03/09
    ”たった17文字で”/いい句ですねぇ。
  • 子規ぽよ 9〈写真〉 - chill and poyo

    amenomorino
    amenomorino 2015/03/08
    白黒でも残したいくらい美しかったんだろうか…写真機のイラストいいですね。
  • 子規ぽよ 6〈饂飩〉 - chill poyo

    2015-02-15 子規ぽよ 6〈饂飩〉 蕎麥はあれど夜寒の饂飩きこしめせ そばはあれどよさむのうどんきこしめせうどんというのは詩にならないというか、とくに東京では粋じゃないってんで不人気みたいです。俳句でも余り見かけない気がするし、子規が饂飩を詠んだのも此の一句だけみたい。なにかと蕎麦と比べられるのが饂飩の宿命で、たった一つの此の句でも、蕎麦といっしょに登場している。どういう詩だろう。夜寒というのは秋の季語で、昼は暖かいのに、夜になると寒さが忍び寄る。そういうグラデーションを含んでいる言葉らしくて、味のある季語だと思う。オツだと思う。ちょいと例句を書き出してみましょうか。 犬が来て水のむ音の夜寒かな 正岡子規 下京のともし火並ぶ夜寒かな 高浜虚子 あはれ子の夜寒の床の引けば寄る 中村汀女 二つ目の句は、因幡薬師のおでん屋しか浮かんで来ないんだけど(笑)。下京のともし火というと、あれ

    子規ぽよ 6〈饂飩〉 - chill poyo
    amenomorino
    amenomorino 2015/02/16
    不思議な句。
  • 子規ぽよ 1〈手紙〉 - chill poyo

  • ひとり遊び。 - DAILY OKAPPA

    2014-09-07 ひとり遊び。 俳句始めました。たまにつぶやきますが、かまわず無視してやってくださいw— okappasan (@o_kappasama) 2014, 9月 3 高らかに宣言いたしましたが、実際には「俳句」「川柳」。 気が向いたとき、なんとなく言いたいことがあるとき、うれしいときなどにつぶやいていく予定です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選者は親友のもちっこが務めます。 <1> テニスなど してもないのに テニス肘— okappasan (@o_kappasama) 2014, 9月 2 評:錦織圭選手が全米オープン準決勝を征し、日人初のGS決勝進出という快挙を成し遂げた。詠み手はこれほどまでにテニスとは無縁の存在だが、朝から大いに喜んだという。決勝も頑張れ! <2> ひまなだけ ストーカーじゃ ないんだよ— okappasan (@o_kap

    ひとり遊び。 - DAILY OKAPPA
    amenomorino
    amenomorino 2014/09/07
    選者のもちっこの可愛いらしさ!/俳句いいですね。始めたいんだけど一つも形にならないです・・・
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