2014-11-22 【圧倒的絶頂論】人は死を覚悟した瞬間に生まれ変わる。物質と資本の虜囚を打ち砕き、調和を最大限に引き出せば自ずと人生の固定概念を解き放ち既成の常識を爆破できる-ちるど通信 私は肌を切るような冷たい風に吹かれて今、北海道の宗谷岬にいる。 九州の博多から着の身着のままで飛び出した時点の所持金は0。そして現在も無一文。つまり私は1円も持たずに僅か7日で2238キロを踏破し、日本の最北端、極北の地へ辿り着いたのだ。数奇な旅路の歯車が死を覚悟した瞬間に静かな音を立てて回り始めた。 北海道行きを決意したのは仕事を辞めて3日目の朝だった。その3日間、私は一睡もできずに考え続けていた。某大手金融機関の末端に20年間勤務し通帳には1000万の残高があった。私はそれを元手に事業を起こそうと考えていたが、98時間一睡もせずに思考し続けてあるひとつの啓示を得た。 photo by satu