よしだ・るい[酒場詩人] 1949年高知県生まれ。俳人、イラストレーター、エッセイスト。酒場や旅をテーマに執筆活動を続けている。「吉田類の酒場放浪記」(BS-TBS)や、豊富な登山経験を生かして「にっぽん百低山」(NHK)、毎月第2日曜の「ラジオ深夜便」(NHK ラジオ第1)に出演するなど、テレビ、ラジオでも活躍中。『酒場詩人の流儀』『酒は人の上に人を造らず』(いずれも中央公論新社)など著書多数。近著に『吉田類の愛する低山40三合目』(NHK 出版)。 画家を目指して渡仏した青年時代、パリを拠点に欧州を巡った旅の第一歩 学生時代は〝政治の季節〟でした。学生運動に嫌気が差した僕は、山陰などを放浪した経験もあります。ただ、僕自身では20代半ばに訪れたパリが初めてのひとり旅だったと思っています。 当時はダリやデ・キリコなどのシュールレアリスムに傾倒していました。そのムーブメントが産声を上げたパリ

