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ブックマーク / hibi.hatenadiary.jp (9)

  • 著作権保護期間が70年に延長される方向らしい - 日比嘉高研究室

    著作権保護期間が70年に延長される方向だというニュースが流れている。文化的な自殺行為だということがわかっているんだろうか(怒) 著作権保護は原則70年で調整へ TPP 2月3日 4時15分 NHK News Web TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡って、交渉参加12か国は、これまで難航していた映画音楽などの著作権を保護する期間について、公開や作者の死後から原則70年とする方向で調整を進めることになりました。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150203/k10015166261000.html 著作権保護期間の延長は、限られた一部の企業(ネズミ王国など)を利するだけである。保護期間を70年にすれば、アーカイブ化に際する権利処理の困難さをさらに増加させるだけでなく、孤児著作物や死蔵作品の増加を招き、社会内における文化的制作物の活発な循環を低下させ

    著作権保護期間が70年に延長される方向らしい - 日比嘉高研究室
  • 基調講演「近現代日本文学をめぐる諸問題:私小説を中心に」ほか - 日比嘉高研究室

    XXIII ENCONTRO NACIONAL DE PROFESSORES UNIVERSITARIOS DE LINGUA, LITERATURA E CULTURA JAPONESA 第23回全伯日語・日文学・日文化学会 X CONGRESSO INTERNACIONAL DE ESTUDOS JAPONESES NO BRASIL 第10回ブラジル日研究学会 2014年9月11-12日(両会の同時開催) 場所: UFRJ - Universidade Federal do Rio de Janeiro 与えられた役割とお題は以下。講演一つとミニコース(セミナー)二つ。メインタイトルの方がいただいた題で、サブタイトルは私なりに限定したもの。どちらも日語でOKということでした。 基調講演「Modern and contemporary issues for literatur

    基調講演「近現代日本文学をめぐる諸問題:私小説を中心に」ほか - 日比嘉高研究室
  • 国立大から教員養成系・人文社会科学系は追い出されるかもしれない - 日比嘉高研究室

    教育系・人文社会系は、いらない 国立大学は「国立大学法人」となって、国の縛りから自由になった、はずだったのですが、その実、サイフを握られて結局昔よりも文部科学省の言いなりになる傾向が強まった――このことはどこかで耳にしたことがあるかもしれません。 その国立大学の行く末を論じている会議の一つに、国立大学法人評価委員会というのがあるのですが、そこがびっくりするような提言をしています。「国立大学法人の組織及び業務全般の見直しに関する視点」について(案)という文書で、この8月4日の日付をもつものです。以下で全文が読めます。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/kokuritu/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2014/08/13/1350876_02.pdf 教育系・人文社会系のスタッフ一同が、背中に寒風を感じるだろう箇所を引用しま

    国立大から教員養成系・人文社会科学系は追い出されるかもしれない - 日比嘉高研究室
  • 青空文庫による著作権延長問題についてのコメント - 日比嘉高研究室

    文学に関心を持つネットユーザで、青空文庫のお世話になったことのない人は、ほとんどいないでしょう。著作権の切れた作品を、ボランティアで入力して公開しているこのサイトは、いまや日屈指のデジタル・コンテンツに成長しています。 日だけではなく、外国において日文学を読み、学ぶ人たちがこのサイトを利用してもいます。 著作権を守ることは重要ですが、過度の保護は、文化の活力を奪います。文化の問題をお金の問題でのみ判断しようとする、目下のTPP交渉における著作権延長の議論は、こうした「青空文庫的」な考え、――私たちが誇り、守るべきパブリック・ドメイン(公共の所有)の価値――をまったく無視しています。 青空文庫がこの問題に関して最近二つのコメントを出しています。一つは、「そらもよう」に書かれた「TPPによる著作権保護期間延長の危機に際して」という記事。 http://www.aozora.gr.jp/s

    青空文庫による著作権延長問題についてのコメント - 日比嘉高研究室
  • 『日本近代文学』の電子公開、開始 - 日比嘉高研究室

    近代文学会の機関誌『日近代文学』の電子公開が始まりました。とりあえず、87集から。以降の集も、順次公開予定です。 http://ci.nii.ac.jp/organ/journal/INT1000006480_ja.html 可能なら、遡及的に既刊分も公開したいですね。著作権の許諾が一番のネックなのですが。。 なんとか手間暇かけてでも、実現させたいところです。

    『日本近代文学』の電子公開、開始 - 日比嘉高研究室
  • TPP著作権延長問題に関する北米日本研究資料調整協議会による意見書 - 日比嘉高研究室

    北米で、日語研究資料を扱う非営利団体が、内閣官房 TPP政府対策部に意見書を出しています。著作権保護期間の延長は、外国における日文化研究にも大きな悪影響を及ぼす懸念があるということを、広く知って欲しいと思います。 同協議会の許可を得ましたので、全文を転載します。同協議会のFBページでも読むことができます。 NCC chair Kuniko Y. McVey sent a letter to the Japanese government's TPP office to express NCC's concerns on possible extension of Japanese Copyright from 50 to 70 years. The whole statement is below. (Note: The views expressed here are hers a

    TPP著作権延長問題に関する北米日本研究資料調整協議会による意見書 - 日比嘉高研究室
  • 著作権保護が実は本の消失に手を貸しているんじゃないか、という記事 - 日比嘉高研究室

    TPPの議論の範囲内に、著作権の延長問題が含まれているということで、諸方で議論が起こっているようです。たまたまFacebookでマイケル・ボーダッシュさんに面白い記事を教えてもらったので、以下、骨子を訳出しておきます。 主に米国の出版状況をもとにした分析のようですから、そのまま日に当てはめられない部分もあるでしょうし、分野によっても結果が異なりそうですが、重要な論点となる、興味深いデータおよび分析です。 われわれの集団的記憶の穴――著作権がいかに20世紀半ばのを消失させているか The Hole in Our Collective Memory: How Copyright Made Mid-Century Books Vanish Rebecca J. Rosen The Atlantic Jul 30 2013 ソース:http://www.theatlantic.com/tech

    著作権保護が実は本の消失に手を貸しているんじゃないか、という記事 - 日比嘉高研究室
  • 勝手に書評 石原千秋『近代という教養 文学が背負った課題』 - 日比嘉高研究室

    近代という教養―文学が背負った課題 (筑摩選書) 作者: 石原千秋出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/01メディア: 単行購入: 3人 クリック: 29回この商品を含むブログ (7件) を見る 石原千秋さんより頂戴した。このは、石原千秋版の『明治文学史』であると思う。文学史と言っても、著名な作家や文学思潮を時系列を追って記述していくタイプではなく、文学を構成していた枠組みを取り上げて検討していくタイプの文学史である。その意味で、亀井秀雄の『明治文学史』(岩波書店)の方向と同じである。 読みやすい文体で書かれており、入門書としての体裁を取っているが、論述のレベルは物凄く高度である。大学のふつうの学部生レベルでは、歯が立たないだろう。主に取り上げられている鍵概念は、「文学史と観察者」「進化論」「主人公」「固有名」「写真」「女学生」「自我と苦悩と性欲」である。 個人的には前半が面

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  • 学術リポジトリが変える論文の「価値」と読者層 - 日比嘉高研究室

    学期末のレポートの添削をしていて、 あることに気がついた。私の今回の期末課題は、「A群に挙げた文学作品のなかから一つを選び、B群のキーワード(批評用語)から一つを参照しながら論じよ」というようなものであった。そして、先行研究を一つ以上参照することを強く推奨した。 すると、かなり多くの学生が先行論文を参照してきた。それはよかったのだが、蓋を開けてみると、学生たちに参照される論文が、ほぼ同一の一篇に限られていたのである。 仲の良い学生同士なら「貸し合った」ということが想定されるが、今回の私の授業は教養教育の比較的大人数の授業だったので、それはたぶんない。で、ははぁ、と思ってググってみた。たとえば、 [作家名ア]+[作品名ア]+[ジェンダー] 何番目かに――そして論文としては一番上位に――くだんの論文甲がヒットする。別の作品でもやってみた。 [作品名イ]+[ナラトロジー] これは一番上位の検索結

    学術リポジトリが変える論文の「価値」と読者層 - 日比嘉高研究室
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