大阪市の難波宮跡近くで、地方の行政単位「五十戸」を記した木簡が出土し、大阪市博物館協会大阪文化財研究所が3日までに明らかにした。日本書紀には、難波宮に遷都した孝徳天皇が、646年に出した大化改新の詔の一つに「役所に仕える仕丁は五十戸ごとに1人徴発せよ」とある。しかし、五十戸と記した史料は、現在のところ天智天皇の時代の660年代のものが最古で、改新の詔の内容を疑問視する考えもある。同研究所の高
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読書の秋、この連休はお気に入りの1冊を手に、時空を旅する気分を味わってはいかがだろう。数ある小説のジャンルでも、人気のある「歴史小説」「時代小説」から現役作家の作品でお薦めを専門家に聞いた。1位 村上海賊の娘和田竜 485ポイント 波打つ海に浮かぶ船と船の間を、弓矢やもり、火縄銃、ほうろく玉(爆弾)が飛び交い、海賊が躍動する――。現在の広島県と愛媛県の間の瀬戸内海の島々を拠点とする「村上海賊」の当主の家に生まれた勇猛な女性「景(きょう)」。彼女を主人公に、大活劇が繰り広げられる。織田信長による本願寺の一向宗門徒攻略戦の中で、現在の大阪湾に結集した海賊船同士の逆転に次ぐ逆転の合戦場面は思わず引き込まれる。 信長を除くと、一般に有名とは言えない登場人物が多い。だが主人公と仲間はもちろんのこと、敵側にいる海賊や武士の心情や立場も細かく描かれ、群像劇としても優れている。歴史ファンならずとも楽しめる
明治から昭和に活躍した歌人、与謝野晶子(1878~1942年)の未発表の直筆短歌が和歌山県田辺市内で見つかったことが26日、分かった。同市周辺で産出する「古谷石」の収集家として知られた男性が大切にしていた石を詠んだ短歌で、男性の孫の野口博史さん(63)が自宅で石と共に遺品の中から短冊を発見した。晶子研究家で日本文芸学会の入江春行常任理事は「筆跡から晶子の直筆短歌と分かった。全集などに掲載がない
文部科学省は2014年度から、若手の研究者夫婦が一緒に暮らして研究活動を続けられるようにする新たな支援制度を設ける。夫が別の大学に異動するのを機に妻が研究職を離れるのを防ぐほか、研究と子育ての両立の悩みを減らすのが狙い。大学を通じて1組あたり最大で年間400万円を支給し、研究を継続できる環境をつくる。女性の活用で研究活性化につなげる。研究者は各地の研究機関を移りながら、成果を積み上げる例が多い
甘利明経済財政・再生相は9日午前の閣議後の記者会見で、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に関連し、日本が著作権の保護期間を米国に合わせ延長する方針を決めたとの報道を「結論から言うと誤報だ」と述べた。「具体的な協議をしたわけでも結論を出したわけでもない」と現時点の政府の立場を説明した。9日付の
京都府八幡市の美濃山瓦窯跡(8世紀末~9世紀前半)で「西寺」と押印のある平安時代の瓦が1点見つかり、京都府埋蔵文化財調査研究センターが20日、発表した。西寺は平安時代初めに東寺とともに平安京に建立された「国立寺院」。嵯峨天皇から空海に東寺が、守敏に西寺が与えられたが、西寺は鎌倉時代には廃れたため、幻の官寺といわれる。西寺跡(京都市南区)から出土した瓦片の押印と同じで、窯はもともとすぐそばの寺
1583年に羽柴(豊臣)秀吉と柴田勝家が戦った賤ケ岳(しずがたけ)の合戦で、秀吉が戦場に向けて具体的な戦略を指示した古文書が見つかり、滋賀県長浜市の長浜城歴史博物館が11日、展示を始めた。同博物館は「合戦の当事者のやりとりが分かる史料は珍しく貴重だ」としている。賤ケ岳の合戦では、同年3月中旬から長浜市の余呉湖周辺で羽柴、柴田両軍がとりでを築き、にらみ合いを続けた。文書は、秀吉の弟で当時前線に
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