フラッシュメモリに関するシンポジウム「Flash Forward Japan」が8月10日に東京で開催され、衆議院議員で半導体戦略推進議員連盟会長の甘利明氏が来賓として挨拶した。 甘利氏は、「日本の半導体産業が過去30年にわたり凋落してきているが、『日本の半導体の何が間違っていたのかを理解したい』との思いで、過去の半導体について勉強している」とした。今後の半導体の動向を学ぶため、東京大学の黒田忠広教授を訪問し、市場やテクノロジーの変化に素早く対応すること、つまりアジャイルな対応の大切さを認識したとも述べた。そして、これらを踏まえて、日の丸半導体復活に向けてできるところから手を付け始めているとした。 これまで経済産業省は、特定の1社に向けた補助金政策は行っておらず、複数社が集まる形の業界コンソーシアムを形成させる形をとってきた。しかし、ほとんどのそうしたコンソーシアムは大きな成果を上げること