印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 旧ソ連圏の国家だったウクライナは、EU加盟を望む市民による抗議活動「ユーロマイダン」、ロシアによるクリミア併合、親ロシア派による反政府活動など、2014年初頭から国際問題の震源地となってきた。 そうした中、苦しみにあえぐウクライナ市民に追い打ちを掛けるような事態が発生した。国内の電力会社3社がサイバー攻撃を受けた結果、2015年のクリスマス期間中に大規模な停電が発生したのだ。サイバー攻撃にはロシア政府の関与が強く疑われているが、この種の攻撃は複雑な経路を辿るため、攻撃者の正体は未だ特定されていない。しかし、攻撃で主要な役割を果たしたマルウェアは完全に特定された。「BlackEnergy」と呼ばれる有名なトロイの木馬である。 今日における