大阪市立桜宮高での体罰問題の初公判を受け、橋下徹市長は5日の定例会見で、「教育現場での事件であり、背景的な事実もしっかりと明確にしてほしい」と述べた。 橋下市長は「(在宅起訴された小村基被告が)どういう思いでやったのか、どこで間違ってしまったのか、学校全体で止めることができなかったのか、裁判で明らかにしてほしい」と注文。初公判で起訴事実を全面的に認めた小村被告については「取り返しのつかないことをしたと相当反省していると思う。遺族に思いがうまく伝わればいい」とも話した。 同校での体罰問題は「教育現場では発生してはならないことであり、取り返しの付かない結果だった」と改めて総括した。 一方、市教委では桜宮高での体罰問題を契機に「体罰排除を目指すと同時に児童生徒の問題行動に対して教員がとれる行動を示す」として指導のマニュアル作りを進めている。 マニュアルでは正当防衛など例外的に手を挙げることが認め