著者プロフィール:森田徹 1987年生まれ、東京大学教養学部文科二類在学中(4月から経済学部経営学科に進学予定)、聖光学院中高卒。現在、東大投資クラブAgents、自民党学生部、東京大学裏千家茶道同好会のサークルに所属している。投資・金融・経営・政治・コンピュータ/プログラミングに興味を持つ。日興アセットマネジメント主催「投信王 夏の陣」総合個人優勝、リーマン・ブラザーズ寄付講座懸賞論文最優秀賞。 本は重い。本はかさばる。本は高い――。 紙メディアの雄である“本”は、もはやスマートなメディア媒体ではないのかもしれない。 かつての出版業といえば不況知らずの内需型で、我々投資家の好きな言葉を使えば「ディフェンシブ産業」(相場の影響を受けにくい銘柄または業界)だった。出版指標年鑑2008※によると、1991年から1996年までの出版市場は年平均で3.32%の成長を遂げてきた。しかし1996年に市
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