当選確実の報を受け、支持者たちと抱き合い喜ぶ鹿内博氏(中央)=19日午後9時40分、青森市中央1丁目の選挙事務所 19日投開票された青森市長選で、27年間の地方議員時代に一度も政党に属さなかった「無党派」市長が誕生した。前県議の新顔鹿内博氏(61)が、自民、公明が支持する現職の佐々木誠造氏(76)を破った。信条である「核燃料サイクル施設反対」という旗をいったん降ろし、固い保守地盤にも食い込んだ。 鹿内氏は「一貫して無所属で27年間やってきたことを市民が評価してくれた。ここで勝負を挑まないと市民派が時機を失ってしまうと思った」と語った。 「市民派無所属」を掲げる鹿内氏は82年、3度目の挑戦で青森市議に初当選。91年に青森県議に転身した。この間、一度も政党の会派に属さなかった。今回の市長選でもこれまでと同様、政党や企業、労組など組織の支援がまったくない状態で臨んだ。 しかし、津軽弁や市
「5階建て3棟」のはずが実際は「10階建て1棟」の発注に…馬毛島の自衛隊基地整備で西之表に新設 隊員宿舎が種子島有数の高層建築物に
年内に実施される総選挙を前に、政権交代をめざす民主党と他の野党が、小選挙区と比例区の票を融通し合う選挙協力に動き出した。自民党が4小選挙区を独占する青森県では、民主、社民両党が地方組織レベルで3選挙区での協力に合意し、北海道では民主党と新党大地が党本部レベルで協定を結んだ。今後、全国に広がる可能性もある。 昨年10月26日付と今年1月13日付で、青森県の民主党県連、社民党県連合が選挙協力に関する協定書を交わした。対象は自民、民主両党の一騎打ちの構図になる2〜4区。いずれも(1)社民は選挙区で民主候補を「支持」(2)民主は比例区で社民にできる限りの「協力」――と明記した。 具体的には、前回2区で公認候補を擁立し、3、4区は自主投票の社民党が、2〜4区で民主党を支援し、その見返りに「民主が公示後に『比例は社民』と書いた法定はがきを2区と3区で計1千枚、4区で1千枚配る」(社民党県連合幹部)
内閣支持率の低下、中川昭一財務・金融相の辞任など与党に強い逆風が吹く中で、麻生太郎首相が22日、来青した。首相が講演した自民党県連政経セミナーの会場では、「景気対策への強い決意を感じた」と評価する声が上がった一方、「人気が下降する首相が来ても党のイメージアップは期待できない」と否定的な反応も。与党にとって次期衆院選は厳しい戦いが予想されるだけに、関係者たちの複雑な心境が見え隠れした。 内閣支持率の低下、中川昭一財務・金融相の辞任など与党に強い逆風が吹く中で、麻生太郎首相が22日、来青した。首相が講演した自民党県連政経セミナーの会場では、「景気対策への強い決意を感じた」と評価する声が上がった一方、「人気が下降する首相が来ても党のイメージアップは期待できない」と否定的な反応も。与党にとって次期衆院選は厳しい戦いが予想されるだけに、関係者たちの複雑な心境が見え隠れした。 麻生首相は景気対策の重
自民党県連政治資金パーティーで講演するため、来県した麻生首相(22日午後、青森市のホテルで)=三上津与美撮影 麻生首相は22日、首相就任後初めて来県し、青森市内で開かれた自民党県連の政治資金パーティーで講演した。景気対策を最優先課題として取り組んでいく決意を強調し、次期衆院選に向けての結束を呼びかけた。だが、中川昭一前財務・金融相の辞任劇や小泉元首相の「麻生批判」など、首相の求心力低下は著しく、出席者からは期待と不安が入り交じる声が相次いだ。 パーティーには麻生首相のほか、党執行部から細田幹事長と保利政調会長も出席。県選出の自民党衆院議員や県議、支持者ら計約1000人が集まった。 「政府の経済対策は、定額給付金だけかと思われるのは明らかに間違っている。現実は75兆円のうちの2兆円の話。73兆円の話をしてくれなくちゃ」 麻生首相はこう述べ、約40分間の講演のうち、大半を総額75兆円の景気対策
「異変」は、麻生太郎首相の講演中に起こった。22日、青森市のホテルで開かれた自民党青森県連セミナー。首相は政府の経済対策を紹介しながら、「果たして民主党に任せて大丈夫か、と不安に思っている人もいるのでは」と会場に問いかけたが、反応は乏しかった。40分にわたる講演の後半には、約800人の聴衆から席を立つ人が何人も出た。 セミナーには細田博之幹事長、保利耕輔政調会長、地元・青森選出の大島理森国対委員長、津島雄二税調会長ら党幹部も顔をそろえていたが、空席が目立つ。最後まで会場にいた50代の男性は吐き捨てた。「野党批判、マスコミ批判。自民党は言い訳ばっかりだ」 22日に出た毎日新聞調査の「内閣支持率11%」。支持率の1ケタ転落も予想されていただけに、細田氏は「09年度予算案が通り、景気対策の効果が出てくれば、展開も変わる」と強調した。 しかし、週末に選挙区を回った自民党議員の「体感温度」は異なる。
麻生太郎首相は22日、青森市で開かれた自民党青森県連のセミナーで講演し、平成20年度第2次補正予算の関連法案が成立していないため定額給付金や高速道路値下げが実現できないことを指摘し、「2次補正自体は成立したのに実行に移せない。(民主党は)何のための反対か分からない」と述べ、参院で関連法案の採決に応じない民主党の対応を強く批判した。 その上で、首相は「米国のオバマ大統領が『チェンジ』というから、こっちもチェンジだという人がいるが、民主党に政権を任せられるか」と強調。「9月までに間違いなく衆院選を迎えるが、こういう政党に政権を渡したら不安だと思わないか」とまくしたてた。 さらに、将来の消費税率引き上げについて「おれたちの将来は財源もはっきりしていて、年金もなくならないと明確にしなければならない」と述べ、改めて意欲を示した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く