秋田港(秋田市)近くの道ばたで40年以上にわたり親しまれてきた「うどん・そば自販機」が、営業終了を惜しむ声に応え、近くの道の駅「あきた港」に移設されて29日から約1カ月ぶりに稼働した。 吹きさらしの屋外に置かれていたが、「酷寒の地吹雪の中で食べれば、身も心も温まる」と、いつしか知る人ぞ知る名所に。ただ、設置者が高齢のためリタイアを決め、3月末で販売をいったん終えていた。 譲り受けた道の駅は一部の部品を交換してリニューアルし、価格は1杯200円に据え置き。あまりの人気に、時折お湯切れを起こしながらも、晴れやかな第二の人生のスタートとなった。【松本紫帆】