夏の参院選大阪選挙区(改選数4)で、自民党大阪府連が外務官僚の松川るい氏(44)を擁立する方向で調整していることが20日、自民関係者への取材で分かった。府連は22日に選対委員会を開いて候補者を正式に決定し、党本部に公認を申請する見通し。 松川氏は東大法学部卒。平成5年に外務省に入り、安倍晋三首相が主導する「女性が輝く社会」の実現に向け、26年に同省に創設された「女性参画推進室」の初代室長に就任した。2児の母でもあり、府連内では「安倍政権の政策とも一致する理想的な候補だ」との声が上がっている。 府連は今月7日から公募を実施し、20日に国会議員や地方議員による選考委員会を開いた。終了後、取材に応じた中山泰秀府連会長は「候補予定者を1人に絞り込んだが、現時点では個人名はコメントしない」と述べた。