ギリシャで、財政緊縮策の受け入れの賛否を問う国民投票を2日後に控え、賛成派と反対派がそれぞれ2万人規模の集会を開き、国民投票を巡り世論は二分されています。 このうち、議会前の広場で開かれた反対派の集会には、警察発表で2万5000人が集まり、周辺の道路にまで大勢の人があふれました。 集会には、EUと激しく対立してきたチプラス首相も登場し、「EUからの最後通ちょうを突き返そう」と訴え、強気の姿勢を改めて示しました。 そして、「皆で反対票を投じよう」と呼びかけると、会場には「ノー」を意味するギリシャ語が響き渡りました。 公務員の女性は「ヨーロッパに指図されるのではなく、自分たちで未来を決めたいです」と話していました。 一方、賛成派の集会には2万人が集まり、企業経営者や芸能人が「ヨーロッパの旗を掲げよう。賛成票を投じよう」と呼びかけると、参加者はEUやギリシャの旗を振って応じていました。 参加した