OPINION 目撃した6・29反原発官邸前デモへの違和感=主張の先にあるものが見えない / 記事一覧 単調なかけ声「さ・い・か・ど・う・は・ん・た・い」への苦痛 6月29日の金曜日午後6時から東京永田町の首相官邸前で行わた関西電力の大飯原発の再稼動撤回を求めるデモを見学した。周辺の歩道を埋め尽くした人々が「再稼動反対」と繰り返し続けていた。単調な繰り返しにつまらなさを感じ、また人ごみも嫌いなので、私は早々に退散した。 そもそも私は再稼動を積極的に行うべきと考えている。別の意見を繰り返す人の唱和を聞き続けるのは苦痛だった。参加者にとっては意義あることなのかもしれないが、私個人はその意味について改めて疑問を抱いた。(写真:6月29日の官邸前交差点の混雑) 首都圏反原発連合」という団体が呼びかけている。3月に始めた当初は数百人だったが、再稼動の決定した6月22日にはこの団体によれば、4万