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ブックマーク / www.iwanamishinsho80.com (1)

  • ウクライナ侵略のゆくえを考える(大木毅)

    ロシアウクライナ侵略がはじまってから3か月余を経た。この間、今回の戦争とかつての独ソ戦に類似性を見て取ったためか、拙著『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波新書)をお読みくださった方も少なくないと聞く。また、筆者はさきに、2月の開戦から3月末までの展開について、用兵思想と戦史・軍事史から観察・分析した論考「軍事的合理性と政治的超越」を発表した(「世界」臨時増刊『ウクライナ侵略戦争』所収)。日ではあまり見かけない視角であったためか、過分の評価をいただいたようだ。そこで、今回寄稿の機会を得たのを幸い、同様の視角から、4月以降のウクライナ侵略の経緯を分析し、今後起こり得ることについて――それは憂な予測にならざるを得ないのであるが――検討を試みることにしたい。 ロシア軍攻勢規模の縮小 不可解なことに、ロシア軍は開戦当初、重点形成を行わないまま、多正面からの平押しに終始した。その理由はなお判然としな

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