N.ルーマンの「意味」概念の意味が、よく分かりません。 ルーマンは「複雑性の縮減」という概念を、「意味の連関による、縮減である」と説明しましたが、 その際の「意味」の意味、すなわち「意味」の役割がよく分かりませんでした。 私の持っているテキストの解説では、 「さまざまな選択可能性(複雑性)に開かれた人々の相互行為は、『意味』の連関によってより確かな状態に近づく。」と説明されており、 「意味」は、「適切orありえない」を区別する基準の役割を果たすとされていました。 この具体例として、 夫婦二者間の朝の挨拶のやりとりがあげられていました。 夫が朝起きてきてから、妻に「おはよう。」と言った後、 妻の答えが「おはよう」、「朝ごはんよ」、無視などの場合は、「ありうる(適切な)」了解可能の答えとされ、 一方で、「両生類」と答えた場合は、「ありえない」了解不可能な答えとされるそうですが、 なぜ「両生類」