日本体験学習研究所(JIEL)とは 日本体験学習研究所(JIEL)では、1947年K.レヴィンたちにより人間関係の理解と改善のために開発された「ラボラトリー方式の体験学習」の基礎的な研究とさまざまなフィールド(学校教育、企業組織、看護医療、国際協力など)における応用研究を行っています。 ラボラトリー方式の体験学習とは、「人と人が特別に設計された関わる場において、“今ここ”での参加者の体験を素材(データ)として、人間や人間関係を参加者とファシリテーターとがともに実験的に探求する学習」です(津村、2009)。 K.レヴィンの思想を継承し、現代の社会のニーズに応えること、特に人間関係に関わる諸問題の解決のために適切な働きかけのプランニングと実践ができるファシリテーターに、私たち研究員がなることとともに、さまざまなフィールドで働く人々がそうしたファシリテーターになることをめざして活動しています。
ここには ・レヴィンの場の理論 ・集団力学(グループ・ダイナミクス)の生い立ち ・産業界、工場現場でのアクション・リサーチ ・ラボラトリー・トレーニングの生い立ち 等が書かれています。 これはわたしが南山大学大学院教育ファシリテーション学科で、故山口真人先生の研究生をしていた時にまとめたものです。ここではまとめの一部を載せています。 クルト・レヴィン―その生涯と業績 (1972年) 作者: A. J.マロー,望月衛,宇津木保出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 1972メディア: ? クリック: 8回この商品を含むブログ (2件) を見る 1、ドイツ時代 ●レヴィンは、1890年9月9日、プロシア(現ポーランド)ポーゼン県に生まれた。父親レオポルドは雑貨店経営をしていた。フライブルグ大学、ミュンヘン大学、ベルリン大学などで哲学、科学理論、心理学を学ぶ。実験心理学の新しい時代に立つカール・シ
クルト・レヴィン(1890―1947年)は「社会心理学の父」と呼ばれることが多い。彼の広範囲に及ぶ成果には、リーダーシップスタイルとその影響の研究や集団での意思決定の研究などがあり、場の理論や変革マネジメントの「解凍―変化―再凍結」モデル、「アクションリサーチ」という研究方式、グループダイナミクスによる訓練方法(特にTグループ)を開発した人物である。 人生と業績 ドイツ生まれのレヴィンは、ナチスから逃れるために1932年に渡米するまではベルリン大学の哲学と心理学の教授を務めていた。アメリカではコーネル大学で教鞭を執り、その後アイオワ大学の児童福祉研究所の児童心理学教授になった。1944年にマサチューセッツ工科大学(MIT)にダグラス・マグレガーらとともにグループダイナミクス研究所を創設した。 思想のポイント ●リーダーシップスタイルとその影響 レヴィンはアイオワで、L・リピットやR・ホワイ
心理学における アクションリサーチ(Action Research) 社会的に意味ある組織活動の発展のために <目次> 心理学におけるアクションリサーチ アクションリサーチの論文の書き方 CPNNにおけるアクションリサーチ 日本語の参考文献 日本語のウェブサイト 英語の参考文献 英語のウェブサイト ●心理学におけるアクションリサーチ (出典 中島義明・安藤清志・子安増生・坂野雄二・繁桝算男・立花政夫・箱田裕司 (編) 1999 心理学辞典 CD-ROM版 有斐閣) 1 アクション・リサーチ (action research)の定義 (山口裕幸) 社会環境や 対人関係の変革・改善など,社会問題の実践的解決のために,厳密に統制された実験研究と現実のフィールドで行われる実地研究とを連結し,相互循環的に推進する 社会工学的な研究方法。理論と実践の相互フィードバックを中心概念として, グル
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