法史学者村上淳一氏が亡くなられた。10月24日、84歳。肺炎とのこと。著作で存じ上げているだけだが、知的な恩義を感じている身なので、弊ブログにて一言。 村上淳一氏の貢献は、ヨーロッパ史、とりわけドイツ語圏を中心とする大陸ヨーロッパの近代史、あるいは初期近代( Early modern)史を、法史あるいは国制史の視角から詳細・緻密に見直し、近代日本で形成されてきた《近代ヨーロッパ》像に、基本的な修正を提起したところだろう。 上記の意味で、村上氏の貢献はかなり大きなものであることは容易に想像がつくと思う。学界においても広範な影響を与え続けているのだが、氏の活躍された分野が法史学、という地味なカテゴリーのため、その令名がアカデミズムの外にほとんど知られていない。もっと明確に述べると、法史学者は歴史学者から身内と思われていない節があり、氏の知的貢献が日本人の西欧史学者にでさえ影響を与えずに来ている
このエントリについて 本エントリは、@tricken に寄せられた疑問・質問のうち、再掲しておいた方が訪問者(Twitter含む)の参考になりそうな記述を置いておくものです。初出情報等は最初に書きます。 なお、これは当時の暫定的見解として書いたものであり、このエントリの読者が本記事にアクセスした時点で本人が“同じ立場”に立っていない(少なくとも、若干の修正等が加わっている)可能性は普通にありえます。ご了承ください。 なお、様々な個人的経緯により、社会学系の話をしていた時が多かったため、回答した質問も社会学系のものが多いです。 ▼「連絡先は?」(2016.02.27 追加) email: godandgolem.inc *at* gmail.com です。(*at* を @ に変えてください)。Twitter DMでもメールと同じようなやりとりをする場合はありますが、replyでの相談は、正
東洋大学国際哲学研究センター主催方法論研究会(2014年3月1日開催) 「方法としてのオートポイエーシス」 講師:河本英夫(国際哲学研究センター研究員)
山脇直司 早いもので、私が西部劇に巻き込まれる形で駒場に赴任してから四半世紀も経ち、退職を迎えることになった。ここで言う西部劇とは、私と共に赴任するはずだったタレント学者の人事が頓挫したことに憤って辞職し、それを彼なりに劇場(戯画)化して出版し、かなりの話題を呼んだ教授の方の名前にちなむものである。一九八〇年代の初めに旧西ドイツから帰国し、当時の日本のニューアカと称する思想が島国日本だけでしか通用しない(今日の言葉でいえば)ガラパゴス化の産物に過ぎないと思っていた私としては、この三文劇を苦笑しながら受け取るしかなかった。 そうしたハプニングはさておき、着任して二年も経たなかった前任校を去ってまで私が駒場に赴任を決めた大きな理由は、学際性と国際性を理念に掲げる教養学部と、哲学と社会諸科学を再統合することを理念に掲げる社会科学科に大きな魅力を感じたためである。それ故、私は、東京大学に就職したと
悲しき恋のメロディー(Kanashiki koi no merodi) モーニング娘。(morning musume)
つづき。id:contractio:20110322 小松丈晃(2007)「リスク社会と信頼」 in 『リスク学入門 4 社会生活からみたリスク』 再訪。 この本、[daisensei] 大活躍ね。 今田高俊「リスク社会への視点」 I リスクと共に生きる II 生活の質とリスク III リスク応答的社会へ 山田昌弘「家族のリスク化」 佐藤 学「リスク社会の中の教育」 美馬達哉「「リスクの医学」の誕生──変容を強いられる身体」 I リスクを見る眼──心肺蘇生を再考する 心肺蘇生の医学的意味と社会的意味 社会的構築物としてのリスク II 「リスクの医学」の誕生 リスク化される身体 病因論からみたリスクの医学 III メタボリックシンドロームという神話? IV 健康増進というリスク管理の問題点 V 今後の課題 山口節郎「情報化とリスク」 I はじめに II ポスト・パノプティコン III 情報化
私自身には子供がおりませんので「クリエイターの総意」と言われると肯定はできません(笑)。ただそれ以前に、発言そのものをもう少し深く捉える必要があると思います。つまり死後50年から70年に伸びたとしても、自身の生みだした作品やキャラクターが「孫やひ孫の利益になる」というクリエイターとしての矜持です。果たして何人のクリエイターが、死後70年経過しても「自分の著作物は経済的価値を失っていない」と言い切ることができるでしょうか。この意見自体をクリエイターの総意と捉えることには無理がありますが、そこまでの自信と確信をもって創作活動にあたること自体は、すばらしいモチベーションになり得ると考えます。 ――逆に「保護期間は現行の死後50年を継続すべき」とする側のメリット論について。まず、ビジネス的観点からのメリットが挙げられることが多いようですが。 一時期、日本では著作権保護期間の過ぎた古い海外映画作品が
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