政府、辺野古埋め立て工事加速へ 南西配備推進、かすむ負担軽減 2023年09月05日07時12分配信 記者会見する松野博一官房長官=4日午後、首相官邸 政府は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る訴訟で、県の主張を退けた最高裁判決を受け、埋め立て工事を加速させる。中国の軍事的台頭を背景に、自衛隊の南西方面配備も進むが、岸田政権に県と対話する機運は乏しく、基地負担軽減の議論はかすんでいる。 沖縄知事、移設阻止へ土俵際 辺野古承認、重い司法判断 松野博一官房長官は4日の記者会見で「沖縄県において判決に沿った対応が速やかにされるものと考えている」と強調。玉城デニー知事に対し、軟弱地盤が広がる辺野古崎東側の大浦湾の地盤改良工事を承認するよう求めた。 知事の承認が得られ次第、政府は「砂のくい」を海底へ打ち込み、地盤固めに着手する方針。防衛省沖縄防衛局は判決を見越し、4月に土砂置
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