ウクライナの首都キーウ西郊ザワリウカで収容されたロシア兵の遺体の服に付いていた軍章(2022年5月11日撮影)。(c)Sergei SUPINSKY / AFP 【5月13日 AFP】ウクライナの首都キーウ西郊で、軍の特別部隊が森や牧場をくまなく歩き回り、捜していたものを発見した。ロシアの「占領者」の遺体だ。 同部隊は数週間前から、首都周辺の野原や森、壊れた建物などに遺棄されたロシア兵を捜し出しては、冷蔵貨車を転用した「移動遺体安置所」に収容している。 11日、ロシア兵の遺体を土から掘り起こしたウクライナ兵はAFPに対し、「もし(ロシア軍が)死者の名誉のためにすべきことをしないのならば、われわれが敬意を表して行う」と話した。「敵かどうかは関係ない──われわれは区別しない。これが国際人道法上の規定だ」 ロシアの侵攻開始以来、キーウ郊外では数週間にわたり激しい戦闘が続いた。ロシア軍は狭い道に阻