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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/ooba (2)

  • オバマ政権への期待を裏切られた愛国者「スノーデン」を描く

    <元CIA職員エドワード・スノーデンをめぐってはすでに優れたドキュメンタリーがあるが、オリバー・ストーン監督の『スノーデン』は、彼のキャリアの変遷や恋人との関係が描き出され告発の動機を掘り下げる> 以前、コラムで取り上げたローラ・ポイトラス監督の『シチズンフォー スノーデンの暴露』(14)は、29歳の元CIA職員エドワード・スノーデンが、NSA(国家安全保障局)の大量監視に関する内部告発に踏み切る過程をリアルタイムでとらえたドキュメンタリーだった。スノーデン事件を題材にしたオリバー・ストーン監督の『スノーデン』は、このドキュメンタリーと対比してみると、独自の視点がより明確になる。 【参考記事】スノーデンが告発に踏み切る姿を記録した間違いなく貴重な映像 NSAの機密文書を入手したスノーデンは、2013年に米国法が及ばない香港に向かい、滞在するホテルに以前から接触していたポイトラス監督とジャー

    オバマ政権への期待を裏切られた愛国者「スノーデン」を描く
  • 失業と競争のプレッシャー、情け容赦ないフランスの現実

    『ティエリー・トグルドーの憂』  (C)2015 NORD-OUEST FILMS - ARTE FRANCE CINEMA <リストラで1年半も失業中の中年男。やっとの思いでスーパーマーケットの監視員の仕事を手に入れるが、彼はその新たな職場で過酷な現実を目の当たりにする。フランスで観客の共感を呼び大ヒットとなった社会派ドラマ> フランスで観客動員100万人の大ヒット社会派ドラマ 社会の片隅に生きる人間を見つめるフランス人監督ステファヌ・ブリゼの『ティエリー・トグルドーの憂』では、失業によって悪戦苦闘を強いられる男の姿が描き出される。主人公のティエリー・トグルドーは1年半も失業中の中年男だ。職業訓練を受けても就職できなかった彼は、やっとの思いでスーパーマーケットの監視員の仕事を手に入れる。ところが、これで家族を養いローンも返済できると思ったのも束の間、彼はその新たな職場で過酷な現実を目

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