「1ミリも私たちが言うことを聞かないじゃないですか!」——。自民党の法務部会・司法制度調査会合で、稲田朋美衆院議員が叫ぶ姿がSNSなどで大きな話題を呼びました。袴田事件などの冤罪被害を契機に始まった、裁判をやり直す「再審制度」の改正議論が今、大きな山場を迎えています。しかし、法務省が提示した案には「救済どころか改悪だ」との批判が噴出しています。なぜ議論が紛糾しているのか。ジャーナリストの浜田敬子氏が、稲田氏の真意に迫ります。(JBpress) 「法務省は不誠実」 「自民党は法務省のためにあるんじゃない、国民のためにあるんだ!」 4月15日に開かれた自民党の法務部会・司法制度調査会合で、怒号が飛び交った。 確定した裁判をやり直す再審制度を見直す、刑事訴訟法の改正議論が山場を迎えている。その議論の場でのことだ。 「冤罪被害者の救済をさらに困難に」との指摘も 再審制度見直しの契機となったのは、死

